ハチとアブに刺されて死んでも不思議でない状況と、みんなに言われながらしぶとくそれ以来元気に活躍しております。山には毎週水曜日に行っていたのですが、デジカメを忘れたり、折角持って行ったと思ったら、メモリカードがカメラにセットされていなかったり、とてもよいシャッターチャンスを逃してしまいました。
忙しいのも忙しかったのですが、ツルニンジンを最後の最後まで探しまわりました。今年の秋の紅葉は暖冬の性で美しくないのかなと思っていたら、1ヶ月遅れで山は美しく染まり最終的には例年通りの紅葉が楽しめたはずです。昨年はと言うと、やはり暖冬続きで最終的に紅葉はまったくせず、山は茶色いままで葉が落ちていきました。今年は赤く染まった山をツルニンジン探しで終止符を打つはずでした。
実は私は裏の顔は〆縄業者なのです。キノコを採取している10月の終わりからヤブコウジ探しをしていたのですが、どうも実のなりが悪いと思いつつ、見つけたら採るようにしていました。合計で1345
個のユズリハ巻きをやっと作りました。昨年はじめての採取場所で赤い実が葉の陰にどっさりなっている場所を見つけたのです。これで終わろうと思っていました。
ところが、12月18日(火)に突然ウラジロのオーダーが入り、12月19日(水)に母と山に行き、ウラジロを採りまくりました。夜に大中小に仕分けして、夜の12時まで仕事をしました。
12月20日(木)に小3000枚、大300枚。12月21日(金)に中5000枚。12月23日(日)に小3000枚。本来、向こうの希望は金曜日に中10000枚。日曜日に小6000枚だったのですが、無理だという事で頼み込んで半分にしてもらいました。と、言うかこんなに短時間の間に山からシダを採ってきて仕分けして数を読んで袋に入れて、市場までもっていくのは限界がありました。昔だったらアルバイトを10人ぐらい使って〆縄を20000個以上作っていたので、これぐらいは楽勝なのですが。
今は細々と老後の楽しみでやっております。助っ人もいて、結局ウラジロ25000枚、ユズリハ巻き1345個、トータルで出荷しました。
最近あまり忙しすぎると、気分喪失状態になりなんにもしたくなくなるということに気が付きました。やはり年のせいでしょうか。今年61歳になります。
でも、山に行くと若い人も私について来れません。私は一度に700枚のウラジロを担ぎ急な傾斜地をどどどっと走って下ります。その時にはまだまだいけると思います。
山は今年はほとんど人が入っておらず、ウラジロが手つかずのままといってもよい程でした。昨年は激安で業者がくじけたらしく、出荷する人がいなかったようです。来年の予定は未定です。
と、いう次第で、ブログの更新ができなくて申し訳ありませんでした。でも、年末12月31日の大雪で山野草はしばらく採れないと思います。がんばっていい情報を提供できるよう今年1年、全速力でぶっとばします。よろしくどうぞ、お引き立ての程。
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