山野草・薬草をひたすら食す!
3月13日(月) 120回目

平成18年3月8日撮影。
フキノトウ。今シーズン初めての山行きです。母が膝を痛めて昨年の11月の中から今まで入院したり湯治のため俵山温泉に行ったりでやっと今週豊平に行くことができました。まだ膝が痛いので山は無理だと諦めていた母も4月下旬の天候に恵まれ思い切って山行きを決断しました。やはり気分が変わり二人とも大いにはしゃぎました。初めてなので何が芽を出しているか皆目見当がつきませんでしたが、ともあれ車から降りてあたりを散策しようということで、偶然にフキノトウを発見しました。
今まであまり興味がなかったのでこれに関してはどこに生えているかは全く見当がつかないものでした。やはり車で走っているだけではフキノトウは発見できません。と、言うのは草に埋もれており間近にいかないと見えないのです。毎年採っている人にとっては何でもないのでしょうが。
やはり天ぷらが最高なんでしょうね。


平成18年3月8日撮影。
早春の田園風景。まだ、日陰ではしっかり雪が残っています。日向では既にヤブカンゾウを採取することができました。それにこの間テレビで見ていたらニンジンの葉にそっくりなシャクという植物に間違いないものも発見しました。まだシャクに関しては食べていなのですが、本によると塩漬けで生のまま保存できるということでした。生のまま湯がいて灰汁抜きをした後、おひたし・ゴマ和えなどもおいしいとのことでした。私は関西風のお好み焼きにまぜて食べてみてやろうと思っております。初めての植物を食するときは不安と期待で胸がたかなります。写真にはおさめておりませんが。また後日。


平成18年3月8日撮影。
写真上2枚 毎年おなじみの種付け花です。田んぼの畦など日当たりのよいところに点在します。私はいつも同じ場所で採るのですが、奇麗に洗いなまのままドレッシングをかけて肉料理と一緒に食するとクレソンに似たほろ苦い野性味味がします。もちろん軽くボイルしてゴマ和えもおいしいかと思います。
写真下 ナズナです。ボイルして油炒め・ゴマ和えも良し、また私はこれを日に乾かして保存し水に戻して食べれるということなので挑戦してみようと思っています。いくらでも採取可能ですし、干すととてもいい香りがしてくるのが不思議です。大根が日に干すと独特のあの干し大根のいい香りがするのと類似しているのではないのでしょうか。
この日に採った山菜
フキノトウ、タンポポ、ギシギシ、スイバ、ハコベ、タネツケバナ、ナズナ、ヤブカンゾウ、シャク。
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山野草・薬草をひたすら食す!
2月5日(日) 119回目
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
最近は無精ばかりして今日が今年初めての更新になります。私も早いもので今や59歳となってしまいました。ホームページを始めたのは私の病気(卵巣腫瘍摘出)がきっかけになったのですが、55歳の時でした。この7月がくると丸4年になります。春夏秋冬も四季を通してそんなに変化に富んだ山野草があるわけではないので、最近なまけてしまっています。
それでもお客さんなどから新しい情報をもらったり、またテレビで見たりで少しずつ進化していきたいと希望しております。でも私の一番の希望は、病気も怪我もせず一週間に一度山に行き続けることです。
特に健康に気をつけている方ではないのですが、私の作った『山草茶』を飲み続け山野草を食し、郊外の野菜市場で買ってくる100円の顔の見える野菜で自分の食生活を守ることが健康の秘訣と言えば秘訣です。
これからものたりのたりと重荷にならない程度に続けて行きたいと思います。
以下の写真は昨年の秋のものもありますが、折角撮ったので掲載させて頂きます。


05年11月1日撮影。
上2枚。ショウゲンジの生えている様子。見慣れた写真ですが、今年はとても貴重なキノコとなってしまいました。他のキノコは山に生えておらず皆無と言っていいほど入手できずじまいです。大事に持ち帰りその日の内に湯がき奇麗にして塩漬けにしました。その結果、なんと例年と変わらない量を収穫することができました。このキノコに関して。
下の写真2枚は珍しくホウキタケの大物に出会いました。ショウゲンジの生えている同じ山でです。この山は宝の山でコウタケも今年は採ることができました。少し離れた同じ山でクリタケも発見。まだまだ自然の豊かさを残した貴重な山です。


05年11月2日撮影。
キシメジを採って帰りの山の景色。この頃になってやっと紅葉が美しくなり始めました。


05年11月16日撮影。
最後のショウゲンジ採りになった帰り道。15時頃なのですが、山の北側はすでに夕暮れの気配です。峠を越えるとまだまだ明るいのですが。キノコはこう言う北側の湿った斜面でよく発見されます。今年は例年と比べ20日くらい遅くまでだらだらと発茸しました。
昨年も同じ神社に初詣。豊平にある西宗神社です。母のところから雪道を山越えして結構怖い思いをして行きました。今年は例年になく大雪で雪になれない都会育ち?の私はビビりました。写真の左手に鎮守の森があるのですが、お分かりでしょうか?
この神社に参らないとお金を使ってはいけないと決めています。年の初めに使うお金はまず賽銭です。

06年1月22日撮影。
豊平の帰りにいつも通る道です。太田川は相変わらず清く澄み、あたりは静か。山に来ると頭が冴え体が軽くなるのは気のせいではないみたいです。
写真右はタンポポの冬の様子です。何度も紹介していますが、見るたびにその生命力に驚かされます。既に開花したものもあり中心部分にはつぼみも沢山見られました。
あと2ヶ月もすると山菜採りが忙しくなります。今のうちだと歯医者に通っております。
今年も熊に出会うことなく、またエンジントラブルなど事故に無縁の年でありますように。山でのトラブルは命に関わります。
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10月31日(月) 118回目
長い間ご無沙汰しました。毎週山に行っているのですが多忙につき(?)今日に至りました。今日こそは思い切って何が何でもという勢いです。

平成17年10月5日撮影。
紅葉です。今年は色づきも悪く山全体が寂しい限りです。やっと少々紅葉している気を見つけました。


平成17年10月5日撮影。
1m30cmくらいのヘビの皮を発見しました。畑のあぜ道の坂になっているところにあったのですが、車で走って通り過ぎはしたものの、きっとヘビの皮に違いないと思い引き返し押収しました。眼の玉のガラスのような丸い部分も残っておりシッポまで一匹まるまる発見したのは、30年以上山に行っていますが、これが2度目です。母はとても怖がっていましたが、財布に頭から巻いて入れておくと縁起がよいと助言してくれました。早速丸めてジップ付きのビニール袋に納めて財布に入れています。これでお金が儲かりますように。

平成17年10月5日撮影。
ヤマラッキョ発見。草丈は50cmほどあり雨上がりだったのでつぼみが光ってとても美しく眼につきました。早速母はこれを持ち帰り、鉢に植えたみたいです。来年には草丈も低くなり、その鉢に似合った姿を楽しめることと思います。

平成17年10月5日撮影。
ウメバチソウ。草丈20cm程の可憐な白い花に心をひかれない人はいないでしょう。母はこの花もまた持ち帰り鉢に植えました。

平成17年10月5日撮影。
昨年も写真を撮りましたが、今年は一段と黄色いカラタチを撮ることができました。食べ方はわかりません。何かよい利用法があるのでしょうか?

平成17年10月5日撮影。
気づくとタンポポがとてもいい葉をだしているではありませんか。夏の間いじけて小さな葉しかなかったタンポポが急速に元気を取り戻し大きな葉をつけているのに驚きました。さっそく採取。


平成17年10月5日撮影。
いつもよく通る山道です。下の2枚はあまりのクマザサの美しさに感動しました。まるで海原を見るようでした。クマザサも採取の時期が終わってしまいましたが、これが最後ぐらいの美しい姿かもしれません。

平成17年10月25日撮影。
今年はキノコ全体絶不調でしたが、幸運にもでかいコウタケを見つけることができました。軍手は間違いなく大人用です。ショウゲンジなどの雑キノコ発生が悪く、例年なら2回も行けば1年分とれるのですが、今年は既に5回山に通っています。あと、1~2回は行く予定です。

平成17年10月25日撮影。
やっと少し山が色づき始めました。

平成17年10月25日撮影。
久しぶりに朝早くとよひらから帰りました。その朝露の多さに驚き写真をとってしまいました。秋は特に朝露が服を濡らすほどです。

平成17年10月25日撮影。
昔よく撮っていた開見山。霧に包まれた景色もまた格別です。8時30分くらい。

平成17年10月30日撮影。
今日もショウゲンジを採りに行ったのですが、不思議なことに今年はいつ行っても同じぐらいの量が採れるのです。例年はぱっと出てぱっと消えるものなのですが、気候のせいなのでしょうか?写真のものは奇形のショウゲンジです。長年このキノコを採っていますが、途中からキノコがはえているのは初めてです。根元でつながっているのはよくあるのですが。
今私が採っている山菜と言えば、ショウゲンジ・オオバコ・タンポポ・ツルニンジンくらいです。次第に山が寂しくなっていきます。
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10月3日(月) 117回目

平成17年9月28日撮影。
いつも通っている豊平の七曲がりの渓流。久々にデジカメを使うことができるようになりました。いつもの道なのでいかがなものかと思いましたけど、撮ってみました。
今年はキノコの姿が全く見えず秋の収穫を心配しています。例年ならば車で走りながらでも道路のそばにいろいろなキノコを確認することができるのですが、今年は皆無です。この日もサクラシメジを目的に行ったのですが、何のキノコも採ることができませんでした。山を見渡してもキノコを見つけることもできず、キノコの香りも全くしませんでした。キノコの季節になると山の香りがキノコの菌糸で満たされ独特の雰囲気になるのですが、今年はその気配すらありません。残念。

平成17年9月29日撮影。
この日は極楽寺の山の様子を下見に行きました。この山もいろいろなキノコがはえており、なかなか楽しみなところです。その途中に『つゆ太郎』という名水の出る場所があります。車が近くまで行き、一輪車もおいてあるので皆さんも五日市方面に行かれたときには一度行ってみられるといいと思います。土日は知りませんが、木曜日だったので人は一組だけ出会いました。『つゆ太郎』の水が出ているところを写真に撮ったのですが、2枚とも恐ろしいピンぼけで掲載できません。別にシャッターを押すときにぶれたつもりは全くなかったのですが。何か気配があったのでしょうか?

平成17年9月29日撮影。
極楽寺のキノコの採れる山です。やはり広葉樹と針葉樹の混合林か、もしくは広葉樹林がキノコの生育に最適のようです。ところがここでも全くキノコの気配がありませんでした。

平成17年9月29日撮影。
極楽寺の峠から瀬戸内海を望む。右の写真の海に浮かんでいる島は宮島です。ここからの眺めはいつ見ても絶景です。

平成17年9月29日撮影。
台風の爪痕。こうして赤松が枯れ、山が次第に死んで行くのでしょうか?
山野草・薬草をひたすら食す!
9月26日(月) 116回目
例年なら山に行くとあちこちにキノコがはえているのですが、まだ見当たりません。松茸に関しては豊作と言われていますが、これもそのときになってみないとわからないものです。あと10日後くらいから勝負です。カメラの調子も悪く写真が撮れてませんでしたが、来週には写真入りで山の様子をお知らせできると思います。そうこういっている間に山はすっかり秋でミゾソバの花もかなり咲き始めました。このミゾソバの花が満開になるころにキノコも最盛期に入ります。超多忙な毎日が始まります。
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9月5日(月) 115回目

写真 平成17年8月14日(日)撮影
三瓶山に行く途中、少々遠回りをして三次近くの川岸に生えているノグルミを発見。こんなに近くで見るのは初めてです。高木になるノグルミなのですが、多分川の下の方に根付きこんなに道路からマジかで写真を撮ることができたのでしょう。車に乗ったまま窓から1mくらいの至近距離で撮れました。一見ハゼに似ているので最初は知らなくてかぶれないように注意していましたが、もしかしたらそれらはノグルミだったかもしれません。この地域には大量に自生しているようでした。


写真 平成17年8月14日(日)撮影
三次を過ぎてから江の川沿いに三瓶山を目指しました。この江の川はとても身近で私がいつも遊びに行く千代田のあたりの細い川も江の川と書いてあります。かなり長い川なので私がいつも見ているのはその上流であることには間違いありません。初めて江の川と書いてあるのを見たときには眼を疑いました。あの有名な江の川か?


写真 平成17年8月15日(月)撮影
8月14日の夕方、三瓶山に到着。いつものように簡保の湯に入り(大人一人300円)途中でバーベキューをして夕食は済ませていたので、20時頃には暇になっていました。いつも旅行と言えば車中泊なので手慣れたもので、いすなどを外に持ち出し、星など見ようと見上げましたが、残念。曇りそらでした。これならいつも行く豊平の母のところの方が満天の星空が楽しめます。今気がついたのですが、今年はそういえば天の川を一度も見ていません。それほど心に余裕がなかったのかな?
写真は次の日の朝。霧がかかり三瓶山の頂きは望めませんでしたが、これもまた一興ということで大満足。座右の銘『人間ただ足るをのみ知る』ということです。無い物ねだりはしない。今年は三瓶山の裾を一周するのはやめ、朝9時過ぎには食事をすませて、三瓶山を下りました。今年の大いなる目的はツルニンジンを採取することにあったからです。たぶんここらあたりには大ものがあると確信していました。
地図もないまま山道を江津方面に向かって進めればよしということでなるべく細い林道を探して行きました。運良くツルニンジンの大群落に遭遇しました。この植物は不思議なことに道のそばに生えているのです。しかも、笹の間とかとても採りにくいところに生えています。途中大雨に降られながらも4時間大奮闘しました。
この日の目的はアクアス(水族館)に行くことだったのでそれに間に合うように14時に現場を離れました。また、明日舞い戻ることにして道を覚えながら慎重に江津にたどり着きました。15時にアクアス到着。まず食事をして館内に。夏休みなのでとても混雑していました。もっとも感動したのは、肺魚を見たことです。全長1m以上あり想像以上に大きくとてもグロテスクに見えました。肺魚は中学校で必ず習う有名な魚の一つです。乾期になると泥の中に潜りなんと魚類でありながら肺を持ち、肺呼吸をして雨期になるのをじっと待っている忍耐の魚です。見上げたものです。美しかったのはクラゲでした。18時閉館。この周辺の海は海水浴場となっており水はとてもきれいなのですが、瀬戸内海と違い波が荒く流れも複雑なのでよく人が溺死します。今年も何人か死んでいます。山もそうですが、海も甘く見ると命を落とすことになります。
幼少の頃より自然に親しませ、何が危険でどこまでが安全なのかを子供に叩き込んでおく必要があるのではないでしょうか?
その日の夜目安になる点滅信号を見つけたので、昼間の現場にたどり着く確信が持てたので、温泉津(ゆのつ)温泉に行こうということになりました。私のひどい勘違いで山の中にあると思っていたのですが、往復16kmもかかりしかも海のすぐそばにその温泉はありました。有名な温泉なので名前だけは知っていたのですが、私自身あまり温泉は好きではないのであまり興味がありませんでしたが、行ってみると昔のままの情緒あふれるひなびているけれども活気がある奇妙な感じを受けました。
次の日、朝9時頃に現場に到着し早速ツルニンジン掘りに挑戦。約4時間奮闘し疲れ果てそれでもしっかりよい仕事をしました。後はコンビニで帰り道ムスビを買い餓えをしのぎ途中食べたあとすっかりうたた寝をしてしまいました。娘二人と私。帰りに豊平の母のところによることにしました。沢山とれたツルニンジンをいつもの洗い場で洗って帰ろうということになったのです。水道代もかなり節約できるし、二人も手伝ってくれるので仕事も速いし、母にも会えるという一石三鳥の良いアイディアでした。
10kgぐらいツルニンジンを採ったかと思います。今年はツルニンジンの茎葉のできが悪く、今まであまり採取できていないことが現状でした。今度の三瓶山旅行で一気に挽回しました。
2ヶ月の長きにわたり更新できなかったことを申し訳なく思っております。でも、3年も同じことをしているとそんなに新しい情報はないというのが現状です。山に毎週行ってはいますが、同じ山野草を採る日々が続いています。季節の移ろいを感じつついつの間にか秋に突入真近か。


写真 平成17年8月24日(水)撮影。
春に散々味あわせてもらったツリガネニンジン(トトキ)の花です。新芽もおいしければ花も美しい。『天は2物を与えず』といいますが、そんなことはありません。

写真 平成17年8月24日(水)撮影
いつもよく通る西宗神社のあたりの田んぼの景色。毎年初詣はここにきます。冬は大雪で母のいるところから一つ山を越えて行くのです。

写真 平成17年8月24日(水)撮影
ヨモギの秋の草姿です。春とは全く違い背丈も高いものでは2mくらいになります。夏のこの季節がもっとも薬効が高く沢山とっておいて飲むのもよし、風呂にいれるのもよし、春には新芽で草餅、昔からなくてはならない薬草の一つです。写真右はヨモギの花です。
HPの書き込みがあったのですが、センニンソウという植物が欲しいということでした。これが扁桃腺炎にとても効くと言うのでぜひ欲しいというものでした。早速、牧野植物図鑑で調べたのですが、なんと毒草とかいてあるではありませんか。こんなものを飲んだりするのかと思い、インターネットで検索したところその葉を手首によく揉んで貼っておくというではありませんか。なんと丁寧にその過程が詳しく写真にとって説明してありました。民間療法なのですが、扁桃腺炎でお悩みな方には朗報だと思います。この植物は今まで食べられないので興味がなかったのですが、山を車を走っているとよく見かけます。世の中いろいろな民間療法があるのですね。
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8月29日(月) 114回目

写真 7月6日撮影。
かなり前の写真になります。長い間更新しなくて申し訳ありませんでした。元気に毎週山には行っていました。いろいろと多忙でこんなに時が経ってしまいました。
写真左は田んぼの様子です。まだ稲穂は出ていなかったと思います。
写真右は夏椿です。山にこんなに沢山夏椿があるのを知ったのは初めてです。長い間山歩きをしているのに知らなかったとは自分でも驚きました。紛れもなく茶花で有名なあの夏椿が群生しているではありませんか。


写真 8月8日撮影。
この日はツルニンジン探しのためだけに山を探索したのですが、まず眼についたのが、ジョロウグモでした。写真では赤く見えますが、黄色だったような気がします。大きな赤いコガネムシひっかかり苦労していましたが、コガネムシが重たくて落ちてしまいました。その様子を30分ぐらい見ていました。結局ツルニンジンは諦めて帰る途中に大群落に遭遇しました。まあまあの収穫でした。

写真 8月14日撮影。
盆休みで三瓶山(島根県)に遊びに行くことにしました。途中、オミナイシを発見しました。秋ですね。
今日は時間がないので続きはまた後日ということで。暑さの中、少々お疲れ気味です。みなさんもお気をつけください。
山野草・薬草をひたすら食す!
7月10日(日) 113回目

平成17年6月29日撮影。
写真上 ササユリ発見。千代田の高速道路の測道の壁面。少し遠かったのでズームアップして撮ったので、ますますはっきりしない写真になってしまいました。この花を見るとまたこの季節になったのかと思います。と、言うのは、テレビで原爆病院の慰問にこの花をもって訪れる中学生の話を思い出します。被爆者も老齢化して私たち被爆者二世の者たちもはや58歳です。この花を見ると平和の尊さを痛感します。
写真下 ヤブカンゾウのつぼみが出ました!この帰り道すでに開花しているものも発見したのですが、あまりの暑さでクーラーの効いた車から出る気がせず、写真を撮りそびれました。7月6日に山に行ったときにはすでにあちこちで開花しているヤブカンゾウを見かけました。もちろん、持ち帰り天ぷら材料にしました。
ヤブカンゾウは何度も書いたと思いますが、本当に有用な野草です。春は新芽、夏は花、9月頃になると全草を掘り上げ洗い干しておくと眠れないときにこれを煎じて飲むと信じられないほど眠れます。採取の時期が大事で、花が終わったときが適期です。

平成17年6月29日撮影。
今年の梅雨は入梅発表以来雨が一滴も降らず、土師ダムもこの調子です。本来なら白く見える部分が隠れていなければならないのですが、この日も干上がるほど暑く車からあまりでないまま、ひたすら走り続けただけで帰宅。一応収穫はヤブカンゾウのつぼみ、イノコヅチ、オオバコ、タンポポの葉、ツルニンジン少々、ミゾソバ。強引に娘を連れて行ったのですが、半死半生状態で助手席でほとんど寝てました。驚きました。

平成17年6月29日撮影。
写真左 渇水とはいえやはり広島は水の豊富なところだけあり、稲は元気満々でした。
写真右 カラカラに乾いた草地の草の陰にトノサマガエル(?)と思われる少々大型のカエルを発見。すぐそばに小川が流れているからなのかこんなに暑いのに日干しになることもなく写真におさまってくれました。もしかしたら暑くて弱っていたのかもしれません。普通これだけ近づくと逃げます。

平成17年7月6日撮影。
2~3日前より降り続いた大雨も上がり、今日は快晴。太田川の水もかなり増水していました。今日の目的は太田川上流にヤマメを買いに行くことです。前回行ったとき誰もいなくて買えなかったので今日は前日に電話をして確認をしておきました。
この日は先ほども書きましたが、ヤブカンゾウが至る所で咲いていました。ウワバミソウも目的の一つでした。両者を無事に手に入れついでに前より気になっていたツルニンジンの生えている場所に行きました。行ってみると葉が以上に小さく、ツルもあまり伸びていなくておまけに周りにはクマザサが茂り春に来たときとは様相が一変していました。暑かったのですが、勇気を出してツルニンジン掘り専用のバールと鎌を持って行きました。葉が小さいからと言って馬鹿にした私が間違っていました。根っこは驚くほど大きく40年くらいは経っていそうな感じでした。そこで数本細い茎を見つけて掘ったのですが、全部がそうなんです。あまり、年数が経つと葉は小さくなるものかと思いたくなるほど意外でした。この日の収穫はヤマメ、ヤブカンゾウのつぼみ、ウワバミソウ、ミゾソバ、イノコヅチの葉、ツルニンジン、ウツボクサ。
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6月26日(日) 112回目

平成17年6月10日撮影。
ナガバモミジイチゴ(バラ科)。昨年も紹介したと思うのですが、4月~5月枝一面に白い五弁の可憐な花をさかせます。果実は今の時期黄色に熟し、甘いこと間違いなしです。ただ、トゲが恐ろしくたくさんびっしり生えているので気を付けなければなりません。似たのにコウゾの実が同じ時期に熟しますが、こちらは枝には全くトゲがなく葉も長楕円形と簡単に区別がつきます。気を付けないといけないのは、コウゾの実には鍵のような小さなトゲがたくさんついていて、うっかり食べると喉にひっかかりなかなかとれません。これも以前に書いてはいますがご注意ください。


平成17年6月10日撮影。
写真上2枚。井仁の棚田100選の田んぼの様子です。すっかり緑色の絨毯に近づきつつあります。今年だけでもう5回ぐらい行っていますが、いつきても心が解放されいいとことです。
下写真2枚。帰り道に見つけた美しい花の咲く木です。名前も知らない木なので実がなるかどうかもわかりません。ただ、その美しさにひかれ激写。

平成17年6月10日撮影。
廃線になった可部線の砂利に群生しているドクダミを発見。写真左の道は川沿いに走るほとんど車の通らない細道です。途中がけ崩れで引き返しましたが、この道を通り可部に帰ることができます。何度通っても味わいのある道です。写真右側は太田川が流れています。かなり上流です。


平成17年6月10日撮影。
上の写真よりかなり下流の可部に近い太田川の様子です。下の写真に見える写真の向こう岸に見える建物が太田川漁業組合のものですが、レンガ造りでなかなか風情のある建物です。ずーーーっと昔からあります。

平成17年6月15日撮影。
サンキライ(バラ科)。秋には赤くなるはずの実がたくさん着いています。今年は実の付きがいいのでしょうか、どこでもこういう感じです。

平成17年6月15日撮影。
小川のそばにウドを発見。かなり大きくなっているのですが、先の柔らかいところだけ採取して帰りました。天ぷらにするととても美味です。

平成17年6月15日撮影。
ハルジオン(キク科)。調べてみると第4回でヒメジオンをロゼット状の若葉を食べると書いていますが、ハルジオンの早春の若葉はとても瑞々しく柔らかくしかも大量に採取することができます。今年は思い切ってこれを食べてみました。ゆでて水で冷やしゴマ和えにしましたが、おひたしや煮浸し、天ぷらなどにしてもおいしいかもしれません。すこし癖があるのですが、それがまた野草らしくて体にいいような気がします。
ハルジオンは北アメリカ原産の植物ですが、大正年間に観賞要植物として栽培され野生化したものです。よく似た植物のヒメジョオンもはやり北アメリカ原産の帰化植物です。こちらの方は以前にも書きましたが糖尿病によいということです。開花時期に採取しましょう。

平成17年6月15日撮影。
昨年もさんざん写真を撮り掲載しましたが、この木を見つけるとどうしても写真を撮りたくなります。ミズキ科の植物で、花のように見えるのは実は、苞です。この後に赤いおいしい実がたくさんなります。これで果実酒をつくると絶品です。
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6月5日(月) 111回目


平成17年5月26日撮影。
昨日はカメラを忘れて山に行ってしまったので、写真が撮れませんでした。先週と同じ井仁の棚田に遊びにいきました。この山に行くと必ず毎年同じ場所で同じ種類の蛇が右から左へと一気に逃げていきます。もう30年くらいここに通っているのですが、まさか同じ蛇だとも思えませんが、孫蛇ぐらいかと皆で不思議がっています。蛇は多分あまり広い範囲を行動しない動物だろうと思われます。でも、毒蛇ではないので逆にいるかどうか探したりしているような気がします。山は実に楽しい
写真上左 昨年の雪解け頃、坂道で車が空回りし始めついに左側のミラーが気にあたりギブアップしロードサービスのお世話になったところです。今はそんな季節ではないのですが、そこでいつUターンして帰るのですが、必要以上に慎重になります。
写真上右 オオバコは今が旬なのか、葉が盛んに茂りとてもおいしそうです。中心部分だけ切り取り持ち帰ります。天ぷらにしてもより、ごま和えもよし。私は広島風のお好み焼きの上にのせます。とても、味がよく薬効も優れているし長きにわたり採取可能な優秀な野草です。
写真下2枚 同じ山ですが、トゲのないサンショウの木が3本生えています。多分昔ここに屋敷があったのだと思います。この間きた時はサンショウの小さなつぼみかもしくは実だったのかはよくわかりませんが、今回直径が5mm以上のものもありました。佃煮にするのに最適だったのですが、採らずに帰りました。と、いうのも既に柔らかい葉を採取し佃煮をつくり昨年の山椒のみと一緒にともう一度煮て新しい佃煮にしたものがあるからです。そんなに皆さんがこぞって食べたくなるようなものでもありませんし。田のキノコの佃煮はしょっちゅう新たに火を入れ直さなければならないのですが、山椒の佃煮は一度醤油でしっかり煮るとその必要がありません。防腐作用があるのでしょうか。

平成17年5月26日撮影。
昼頃に豊平を出発し帰路に着きました。思い出したように久々開見山を撮ってみました。昨日も木曜日も快晴でとても紫外線が強かったらしく家に帰ると顔が赤いねと言われました。だいたい冬でもUV効果の高い日焼け止めを使っているのですが、これからは途中でもう一度塗り直さなければならない季節になったようです。

平成17年6月1日撮影。
写真左は今しきりに成長しているスギナですが、採取の時期は8月頃がよいようです。天気もいいし葉が充実しており薬効も高いと思われます。写真右はマタタビの花です。毎年紹介しているはずですが、見るとやはり写真におさめたくなります。葉が白く見えるのは光の加減ではなく葉緑素が抜けているのです。


平成17年6月1日撮影。
今日は一人で山に出かけることにしました。井仁の棚田にも行ったのですが、トンネルを通り山越えをしました。龍頭峡と言うところが筒賀村にあるのですが、10年ぶりくらいになりますが、どうしても行ってみたくなりました。そこにラドンを含んだ名水があるのを以前より知っていました。その水も目的の一つだったのですが、20年くらい前からこの場所は見知っていました。その景色と言えばまるで北海道にある層雲峡(?)と酷似しています。最初見たときには、広島にこんなに美しい断崖絶壁があるのかと思いました。と、同時にどうして地元の人はこれだけの景観美を放置しているのかと不思議に思いました。今度きてみると驚くほどあたりは代わり、キャンプ場とかレストランとかトイレなどとても整備され子供連れで遊びにくるにはもってこいのいいところです。滝などもありマイナスイオンもたっぷりで奇岩を楽しみながら遊歩道を歩くこともできます。行かれるときはぜひ大きなポリタンクを持って行かれることをおすすめします。皆こぞって名水を持ち帰っておられます。私も持って帰りました。ぜひ今年の夏は龍頭峡に行ってみてください。おわかりにならない方は筒賀村にでも問い合わせれば詳細をしることができると思います。
山野草・薬草をひたすら食す!
5月21日(日) 110回目


平成17年5月19日撮影。
前日は大雨で山は走ったのですが、写真は撮りませんでした。レインコート上下をきて雨靴を履きがんばってツルニンジンをほんの少しだけ採りました。元来、私は計画の変更をするのが大の大嫌いで、計画通りに山に行かないと思い、結局家に着いたのは4時30分になりました。田植えの終わった小さな稲の苗が雨に打たれ風になびく姿もまた格別です。
次の木曜日は晴天。本当は恐羅漢山に行きたかったのですが、木曜日は夕方には、つくしのを開けなければならないので、ちと遠すぎるということで諦めました。
その代わりと言っては何ですが、あの棚田100選で有名な井仁に行くことにしました。以前も書きましたが、数えきれないほどここを訪れまるで自分の庭のように知らないところがないほど知り尽くしていますが、行くたびに新鮮な感動を覚えます。上の写真はその道中のいなかの景色です。
下左の写真の竹やぶが黄色くなっているのが、気になりました。もしかしたら、花が咲いてかれるのかもしれません。


平成17年5月19日撮影。
葉が赤く見えている植物はイカリソウです。まだ新芽ですが、残念ながらすでに花が終わっています。写真下左はセリバオーレンです。後ほかにもツリガネニンジン・ツルニンジンが山の斜面に競って生えています。どれも有用な植物です。


平成17年5月19日撮影。
写真上左 これも毎年書いていますが、シシウドです。苦いということで湯でこぼしてみずにさらすと食べられるのではないかと、毎年思うのですが、残念ながら食べる勇気がありません。地の人は毒だと言っておられますがそれは嘘です。
写真上右 最近めっきりみなくなった植物の一つです。イワタバコといい、夏にびっくりするぐらい愛らしい赤紫の花をつけます。主審でも増えますが、葉を横に切って挿し葉で増やすこともできます。これも癌に聞くということですが、たくさん生えていないので無理だと思います。
写真下2枚 クワの実の若いときです。果実に先の曲がったトゲのようなものがいくつもありますが、いたくありません。これが熟すと紫黒色になりとても甘くいい香りもします。


平成17年5月19日撮影。
棚田を通り過ぎずっと山の上にのぼっていくとこの絶景を楽しむことができます。ここからの景色は毎年見慣れているのですが、棚田が少しだけありとても遠くの山も美しく、心が安らぎます。田んぼにはオタマジャクシがいたりしますが、マムシも多いところです。
山野草・薬草をひたすら食す!
5月16日(日) 109回目

平成17年4月27日撮影。
朝早く、安佐市民病院に母を連れて行き、9時から11時半くらいまでかかり、折角なので昔懐かしい上根峠を通って千代田に出ようと言うことになり初めての道を走りました。上根峠の旧道は交通の難所で雪でも降っているものなら、怖くてきっと通れません。
今年の春は、花がいつ咲くのかという感覚がなかったような気がします。カキドウシも気が付くと花が満開とか。昔より山に咲いているフジの花をなんとかして利用したいと何度か試みました。ある時はポプリとして乾かして香りを楽しもうとしましたが、見事にカビが生えてしまいました。ジャムも作ったことがあるのですが、フジの花の香りが鼻につき、今イチ美味しいとは言えませんでした。唯一美味しいと思ったのは天ぷらです。でももう今日は5月の半ばなので写真の様な採り頃の花はありません。花の命はやはり短いのですね。


平成17年5月11日撮影。
写真上左 カキドウシの花。今が採取の適期です。糖尿病に効くということで昨年は熱心に採りましたが、シソ科独特の臭みがあり、お茶には適さないので入浴剤にしました。
写真上右 高さ7~10cmくらいのチゴユリです。食べられません。これを小さな鉢に群生させると可愛いだろうなと思いつつ、何十年もしたことはありません。たぶん、栽培もとても簡単だと思います。地下茎で大いに増えるのではないかと思っています。やはり、野の花は野で見るのが最高です。
写真下左 最近とても見かけるようになったボロギクの幼植物です。大きくなると草丈が1m50cm以上になったりします。香りは春菊のようで食べられるということなのですが、私はあまり匂いのキツイものは好きではないので、食べる勇気がありません。でも、スーパーマーケットで野菜を買う必要もない程山から帰ると大量の山菜を採取しています。
写真下右 これも毎年紹介していますが、キュウリの味がすると言うツルデマリ。これは、湯がいてゴマ和えで食べたことがありますが、本に書かれている通り、爽やかなキュウリの香りがします。間違いありません。



平成17年5月11日撮影。
春の田園風景。既に田植えが終わった田もあるし、まだ田植えの終わっていない田もあります。雨蛙がなき早々と蝉の声も聞こえました。蝉は不思議なのですが、とても早い頃から泣き始めます。慌てん坊の蝉がいるのでしょうか?今の季節が一年中で一番良いのではないかと思います。蚊も居ないし暑くも寒くもなく山の風邪は驚く程気持ちがいいです。
歳なのでしょうか?山に行くと本当に空気が美味しいとシミジミ感じます。私事で申し訳ありませんが、蛙の鳴き声とコウロギの鳴き声には一番癒されます。
実は2週間ぶりに山に来たのですが、その間ゴールデンウィークがあったり、肩痛で4週間程狂う程苦しみました。最後の5月7日の日は針治療にも行ったのですが、肩が痛くて左手が全く動かず脇が引き寄せられて離れないような感覚を覚え、この激痛に耐えて今日の夜眠れないと思い、夜9時半ごろ日赤病院についに行く決心をしました。レントゲンを撮ると肩の骨の間にカルシウムがびっしりと付いているらしくレントゲンでもはっきりと見る事ができました。注射をしてそれを吸い取らない限り治らないと先生に言われました。『痛いんですか?』と聞くと、先生は冷酷にも『痛いですよ。』と言われるではありませんか。15分程悩んだあげくのはて注射をするという大英断をしました。あんなに痛い思いをしたのは産まれて初めてです。その夜はロボットのように無表情で肩を動かさず家に帰り着の身着のままで化粧も落とさず肩も動かさず硬直した状態で一晩中動かずに寝ました。ありがたいことです。次の日の朝は何事もなかったかのように、痛みがすっかり取れていました。病院の先生ありがとうございました。神の手に感謝。

平成17年5月11日撮影。
今年初めてツルニンジンを大量に採る事が出来ました。しかも、大物。ただ、大きすぎて傷がついたのでほとんどはチップにして乾かしています。また今年もツルニンジンハンターとしては忙しい季節に入りました。肩も90%元に戻りました。

平成17年5月12日撮影。
豊平の帰りにクレソンとミゾソバを採りました。日陰の溝の側に生えていたツリガネニンジンに蛍のタマゴを発見。もうすぐ蛍の季節になるのですね。ぼちぼち蚊に悩まされる季節にもなるのですね。既に、ブトには何回も刺され血を吸われましたけど。アレルギール軟膏が手放せない季節になりました。春は本の一瞬。
山菜は、前回と変りませんが、コシアブラは姿を消しました。
山野草・薬草をひたすら食す!
4月25日(月) 108回目

平成17年4月20日撮影。
午前中かなりひどい雨でしたが、思いきって出かけました。昼近くには雨も上がってきました。遠くの山にかかる雲は雨上がりの雲です。


平成17年4月20日撮影。
島根県境近くになってくると雨もすっかり上がり、ほとんど晴れでした。今年初めて発見したワラビです。もしかしたらもっと以前から生えていたのかもしれないのですが、今年はいつまでも寒く季節感を失ってしまいました。気付くと一気に春が来ていました。この地域でも既にタラの芽・コシアブラなど採取された形跡があちこちにありました。ウドを見つけたかったのですが、掘り採られたのかそれとも少し季節が早かったのか、見当たりませんでした。それでも、ハサミだけでタラの芽採りに挑戦し、まあまあ満足です。
写真上右 イヌガヤの花が葉のウラにびっしりと付いていました。杉の木等と同じようにやはり花粉を飛ばすということを初めて知りました。当然だといば当然なのですが、目撃したのは初めてです。
写真下 ヒノキの花。沢山胞子を出していました。杉より遅れて今がヒノキの花粉の飛散時期でしょう。


平成17年4月20日撮影。
いつも行く島根県境の山の景色。以前にも何度も掲載しました。幾度見ても感動するのはなぜでしょう?

平成17年4月20日撮影。
広島県と島根県境にあるお地蔵さん。これも何度も掲載しています。またかと思いでしょうが、とてもありがたい気持ちになるのです。いつも母と二人で5円ずつお供えします。見てみると錆びた5円玉が積み重なっていました。


平成17年4月21日撮影。
春らしい景色なので、思わず撮ってしまいました。写真下2枚は、ヤブカンゾウとハコベの群生地です。これくらいハコベが生えているとカマで刈り取ることも容易です。幸運なことにオオイヌノフグリ・ホトケノザなどが混生していませんでした。そういう場所はわりと珍しいのです。お茶で干す時に、手間がはぶけとても助かります。

平成17年4月21日撮影。
豊平よりの絶景ポイント。遠くに見えるのが龍頭山です。


平成17年4月21日撮影。
豊平七曲がりの渓谷。水辺にはクレソン・ミゾソバなども生え。豊かな自然の残っている名所です(私にとって)。

平成17年4月21日撮影。
これも今年初めてのツリガネニンジン(トトキ)の新芽です。天ぷらにすると最高です。
今週の山菜。
ヤブカンゾウ、ハコベ、ミゾソバ、クレソン、ツリガネニンジン、ワラビ、タラの芽、コシアブラの芽、クマザサのタケノコ、オオバコ、タンポポ、コゴミ。
山野草・薬草をひたすら食す!
4月15日(日) 107回目


平成17年4月6日撮影。
江の川の上流。こんなに細い頼りない川が、なんと日本海に注いでいるのです。途中ではとても川幅も広くゆったりとした流れとなりますが、一旦増水すると辺りの家をごっそりと流し去ってしまう程の力のある川です。私も最初目を疑ったのですが、『江の川』と明記した立て看板があるのをこの流域で何カ所も見たので間違いありません。橋の名前は良いのですが、色合い朱色なのはなぜでしょう。多分、近くに神社か何かあるのだと思うのですが、まだ発見しておりません。

平成17年4月6日撮影。
先ほどの江の川の上流にあたる所です。不思議なくらい川幅が広く大きく蛇行し中州まで出来照ります。流れらしい流れはほとんどない感じで、一見するとわき水がでているかと紛う程、水は清く川底の砂が遠くから確認できるほど澄んでいます。遠くにサギがいたりすることもあります。きっと良い猟場なのでしょう。春らしい景色にこころも安らぎます。

平成17年4月7日撮影。
夜の間に降った雨で、少々増水しあたりに霧がかかっています。太田川はいつ通ってみても四季折々その美しさで私を楽しめてくれます。


平成17年4月7日撮影。
太田川の景色。周りの山々が少しずつ緑がかってきました。微妙な色の変化で春を感じるのもまた一興です。

平成17年4月13日撮影。
折角の水曜日晴天なのに母を安佐市民病院まで診察に同行することになりました。まだ、私の獲物であるツルニンジンは芽を出していないので、まあ良いのですがゆっくりと山を散策できないのが残念でした。いつもと逆コースで太田川を可部から豊平に向かって溯りました。明日は太田川を通らずに帰る予定なので写真を撮っておきました。その途中、今が旬のノビルを大量に採取しました。もう既に花芽が出来ているものもあり少し茎が固くなりつつあります。急がねば。これを刻んで冷凍しておいてもお好み焼きにかけると元通りの美味しさを楽しむことが出来ます。ネギは冷凍するとお好み焼きにトッピングとしてかけることは出来ませんが。今まさにタンポポの葉は柔らかく量も充分に採取することができ、これに関しては満足満足。既にスギナ・オオバコ・ハコベは収穫の最盛期です。特に、ハコベは多量に採取し、天日でよく乾かし保存して山草茶に混ぜます。とても健康に良いのです。
平成17年4月13日撮影。
イチリンソウ(キンポウゲ科)太田川沿いの杉林の下で発見。高さ20~25cm。根出葉は1~2回、3出複葉。その上の小葉は羽状に深裂する。花は直径3~4cmで大きく色は白。名のごとく一個の花を付ける。母がとても撮りたかったのですが、私的に梁においておきたい花なので諦めるように説得しました。というのも、持ち帰っても栽培がむずか枯らしてしまう可能性が高いからです。山においているとまた来年楽しめます。

平成17年4月14日撮影。
3週間くらい前までは、ろくな葉も出ていなかったのに、ここのところの高温で一気に美味しそうな葉をごっそり付けているシロバナタンポポです。生のままで食べるとまた一興です。

平成17年4月14日撮影。
次の日、昨日行くことが出来なかった山菜採りに豊平を一巡りしました。意外にあちらこちらにソメイヨシノを発見することが出来ました。10年後が楽しみです。写真左は今満開のアセビです。

平成17年4月14日撮影。
先週全く採取できなかったコゴミがやっと芽を出しました。今年初めての収穫です。この日はヤブカンゾウ・ミゾソバのスプラウト・野生のクレソン・ヨモギ・セリ・フキ・ハコベを収穫しました。満足です。特にミゾソバのスプラウトは栄養価も高くお好み焼きのトッピングにするのを楽しみにして持ち帰りました。みなさんも今山に行き、溝を注意して見られたらきっと発見できると思います。
山野草・薬草をひたすら食す!
4月3日(日) 106回目

平成17年3月23日撮影。
写真左。既に田植えの準備をしつつある田んぼ。
写真右。やっと芽生えた牧草。まだ5cmくらいしか伸びていませんが、全体がやっとグリーンになってきました。木々はまだ芽吹いていません。

平成17年3月23日撮影。
やっとヤブカンゾウが芽を出しました。早く採取できる野草の一つで、草の下の白い茎は特に美味。私はヌタにして食べます。この植物は以前にも書いたかと思うのですが、有益で全草を利用することができ、また薬効の高さ、採り易さなどなど考え合わせると欠かすことの出来ない大切な植物です。春の新芽、夏の花・ツボミ、地下茎の丸いものは食することができません。しかも、驚くべき薬効は花が終わった直後(9月頃)に全草を掘り採りきれいに洗って刻んで日に干したものは不眠症の特効薬です。ふたりの酷い不眠症の人がこれを飲むとぐっすり眠れた事実を目の当たりにしました。


平成17年3月23日撮影。
上2枚。コゴミの今の状態です。こんな状態ですが、ある日突然行ってみると芽が伸びているということが度々ありました。山菜は全く眼が離せません。
下2枚。今年も既に太田川の側での写真を掲載しましたが、豊平町で群落を見つけたのですが、花はまだ咲いていませんでした。体にいいというので発見したらつい採取してしまうのですが、とても苦かったので天ぷらにしてみようと思いつつまだ食していません。勇気がいります。というか、他に食べ易い薬効の高い野草が沢山あるということも一因かもしれません。

平成17年3月23日撮影。
この日はまた冬が逆戻りしたようなとても寒い日でした。この場所は私がよくオオバコを採取する場所なのですが、夏になると絨毯のように全面がオオバコで覆われます。冬はこんなに寂しい状況です。大きさも全体の直径が6cmくらいで、食すのにはかないません。

平成17年3月30日撮影。
今週は先週の寒さがウソのようにとても春めいた天候で、それも青く一気に草木が芽生えているのが実感できました。


平成17年3月30日撮影。
上2枚。ハコベです。気温が急速に上がったので、一気に開花しました。先週まではツボミは沢山確認できたのですが、これほど開花はしていませんでした。白い小さな花は、近づいてみるとなかなか愛らしいものです。植物を観察するとき、じっくりと時間をかけて見ていると今まで気が付かなかった新しい発見がいろいろとあるものです。折角山に来たのですから、気分をゆったりともち時の流れをしばし忘れるのも脳のためにとてもいいような気がします。ハコベの花びらの先はノコギリ状に刻まれています。
下2枚。セリ。溝を探すと大抵発見することが出来ます。今のものは茎葉ほとんど伸びていないのですが、根元から採取して帰りました。早春のものは香り高くやはり特別です。私はゴマ和えで食べるつもりです。

平成17年3月30日撮影。
写真左。こんなに春めいているのに林道の日陰にはまだ残雪が。
写真右。牧草の緑が先週よりも濃く見えるのは、気のせいでしょうか?確かに長さは長くなっていました。


平成17年3月30日撮影。
上2枚。オオバコ。先週は比較できるものがなかったので、今週は単3電池を置いてみました。気のせいか先週より葉が少し大きくなったような気がします。
下。ミゾソバの芽生えです。双葉が丸く肉厚で赤みがかっているのが特徴です。この時に、採取して食べると良いのですが、とても時間がかかるので今回は辞めました。


平成17年3月31日撮影。
帰りの太田川の景色です。今まで紹介して来た景色に比べると、随分明るく春らしい水の色になってきました。タンポポも先週は葉がほとんど採取できなかったのですが、一週間で驚く程新しい葉が成長しており沢山収穫することが出来ました。今からが山菜の本番です。
山野草・薬草をひたすら食す!
3月12日(土) 105回目

平成17年3月9日撮影。
タネツケバナ。クレソンと同じ仲間で花も全く同じようだし、葉もそっくりです。ただ一つ違うのはとても小型だと言うことです。クレソンより早く新芽を出し今が食べ時だと思います。あまり花が咲いてしまうと固くなってしまいます。名前のように沢山の種を付け辺り一面タネツケバナというかんじです。今頃の季節だと直径が15cm~20cmくらいのこんもりとした小山のような感じであちこちに生えています。根元が一つで固まって生えているのでそのまま株を簡単に持ち帰ることが出来ます。葉も小さいのでバラバラになると後で洗ったり黄色い葉をとったりととても手間取りますが、塊のまま取れるので、株元をもってざぶざぶと洗うことができそのまま根元を包丁でグスリと切ればすぐに使えます。少し塩をしてしんなりさせて他の野菜と混ぜてサラダにすると形も小さくてまた味も引き締まりとても有効な野草です。今の辞意採取できる山野草が少ない季節にはとても重宝します。

平成17年3月10日撮影。
豊平からの帰りの昼頃の田舎の景色。右の写真の山頂あたりに残雪がありますが、確認できますでしょうか?まだまだ春は遠いのでしょうか。でも、もう3月の中旬。三寒四温とはよく言ったもので、まさにその通り今週の週末は寒いと天気予報が言っていましたが、今日土曜日広島市内でも小雪が舞いました。水木曜日はとても暖かく、豊平でも日中は汗ばむほどでした。


平成17年3月10日撮影。
いつも通る太田川の景色です。天気がよかったので川の水の色も春らしく感じられました。ツクシが頭を出しているのには驚かされました。普段はあまり採るのはスキではないのですが、つい感動してしまい、手が出てしまいました。意外に春がやってきていたのに気付かずに通り過ぎていた自分に驚きました。やはりツクシを見ると春ですね。
帰り道やはり太田川のずいぶん下流になるのですが、高瀬関の少し下流辺りで家族連れが川土手でツクシを摘んでいるのを見かけました。
春になるのはうれしいのですが、また山菜採りに追われるのかと思うと、楽しみだったり少々苦しみだったり複雑な心境です。また、ツルニンジンとの格闘が始まります。もうすぐです。

平成17年3月10日撮影。
このツルニンジンは私が3年前に卵巣腫瘍を摘出手術した後、種(タキイ)を播いて育てたものです。驚いたことに1袋で5本しか残っていなかったのですが、数のことよりその大きさの個体差の違いが眼を見張るものがありました。直径25cmの鉢に播種してそのまま放置していること3年間。今年やっと植え替えてやろうと大決心をして初めてその姿を目にしました。他のツルニンジンと同じ畑に植え、管理をして行くつもりですが、一応、区別して分かるようにしています。
天然物だと親指大になるのに10年かかると言うのが定説ですが、この私のタキイ種苗のツルニンジンは既に親指大の大きさがありました。白く丸くみえるのは100円玉です。引き続き経過報告致します。
山野草・薬草をひたすら食す!
2月28日(月) 104回目

平成17年2月15日撮影。
気が付くと中山の家のユキヤナギに花が咲いていました。本来ならば、4月の初めごろ(入学式があるころ)が満開で、まさに雪が降り積もったのかと見まがう程、枝全体に真っ白い小花がびっしりつきます。私が大学に入学し下宿した家の庭に見事なユキヤナギがあり、その美しさが今でも思い出されます。思い出深い花です。今咲いているのは数も少ないので狂い咲きだと思います。

平成17年2月16日撮影。
写真右。豊平の母の所にある鉢植えのフユノハナワラビが赤く紅葉し花も既に終わって倒れていました。ついこの間まで30cm以上の雪に埋もれていたのですから無理もありません。これは以前に花が咲いている時に紹介したことがあります。フユノハナワラビは今から地上部が枯れてまた冬になると新芽を出し花を咲かせます。
写真左。豊平に植えてある冬至梅です。寒いので、広島市内よりかなり花期が遅れています。名の通りだと本来12月中に咲かなければなりません。この梅は松竹梅の鉢の寄せ植えに使われる梅です。室内に早めに取り込むと正月に花が楽しめるはずです。


平成17年2月17日撮影。
太田川の景色。下2枚は既に廃線になっている可部線で、左の方が可部方面、右が三段峡方面です。不思議なことに1月にロンドンに古着の仕入れで行ったとき、この可部線が廃止されて地域住民が不便な思いをしているというニュースを見ました。まさか、ロンドンでいつも見知っている映像が見れるとは世界は狭くなったものだと思いました。5年前までは日本の放送はなくどのチャンネルも英語ばかりで少々アレルギー状態で苦しみました。

平成17年2月17日撮影。
写真上。太田川のほとりでも既にオオイヌノフグリの花が咲いていました。もう少し前から咲いていたのですが、今日は写真に撮ってみたくなりました。この花は皆さんも小さい時にママゴトで遊んだ記憶がきっとあるはずです。それほど愛らしく色鮮やかでつい花を摘んでみたくなる植物の一つです。
写真下右。ナズナの開花したもの。この状態では葉も固く食すことはできません。この花の咲いているちかくを探すと必ず、ロゼット状の幼植物を見つけることができます。写真左が幼植物です。気をつけてみないと他の雑草に埋もれていることが多々あります。また、そういう所のものの方が柔らかくて味も良いようです。おひたし、ゴマ和え、天ぷら等々利用してみて下さい。見かけによらずとても香りもよく食感もよい優秀な野草です。

平成17年2月24日撮影。
写真左。豊平の帰り高瀬関より広島市内方面を望む。悪天候で霧(?)がかかっている寒々しい景色も良いものです。前日は(水曜日)晴天でしかも初黄砂が観測され山々も少し黄色い感じで霞がかかったような感じでした。とても暖かい1日だったのですが、次の日は朝から雪が舞う寒い1日になりました。三寒四温とはよく言ったもので、こうしながら春が静かにやってくるのでしょう。でも不思議ですが、ある日突然ギリギリの所までくると一気に春という感じになります。
写真右。自宅に帰ると恐ろしい程大きなボタン雪が空からボトリと言う感じで落ちてき始めました。まるで、モクレンの白い花びらが、空から舞い降りてくるといっても過言ではない、大きさでした。裕に直径8cmのものがあちらこちらに見られました。産まれて初めてこんな大きなボタン雪を見たので、何とか写真に撮れないかと何枚か撮りましたが、何しろ安いデジカメなので、あまりうまくいきませんでした。ある気象学者が、『雪は空からの便りである』と言ったと学生時代に習いました。このボタン雪だと、その学者は一体なんと考えるのでしょうか?
山野草・薬草をひたすら食す!
2月14日(月) 103回目

平成17年2月10日撮影。
キランソウ。前日山を走ったのですが、やはり豊平千代田辺りはまだまだ寒くてギシギシ・スイバくらいしか採れない状況です。従って、時間が余るので朝8時過ぎに起きて、ゆっくり朝食を食べ朝風呂に入り後は昼頃までコタツでゴロゴロしています。
それから服を着替えて車で一路スーパーマーケットに買物に行き、水曜日が終わってしまいます。次の日(木曜日)、昼過ぎに豊平を出発し、家に帰り畑にツルニンジンの苗を植えたり、草取りをしたりしようと思い、早めに出発しました。いつも帰り道にある太田川の石垣のところでなんと早々とキランソウが開花しているのを発見しました。早速持ち帰り天ぷらにしてみようかと思いました。とても苦い野草で湯がいて水にさらしてもその苦さは残ります。天ぷらにすると多分苦みが和らぐのではないかと思っています。以前テレビでこれを食べて私たちはとても元気ですというのを見て初めて食べられるということを知りました。どこにでも少し注意してみるとある植物です。皆さんもぜひ今年試してみられては如何でしょうか?

平成17年2月10日撮影。
豊平から帰って、まだ2時半だったので早速ツルニンジンを植え替えることにしました。写真左は2年前に種を播いたままほっておいたものを掘り返してすぐの状態です。びっしりツルニンジンを根が混み合って固まっています。間引き等をせずにそのままにしておきました。写真右は上の段が2年前に播いたもので下の段が1年前に播いたものです。とてもバラツキが大きく太いのと細いものとでは20倍ぐらい違いがあります。これは環境によるものなのか遺伝的なものなのかどちらかよくわかりませんが、栽培条件としては同じ箱で育てています。上の段で太いものは直径1cmくらいのものも何本かありました。まだ全部2年前の苗を掘り上げていないのですが、順次掘り上げて畑に定植していきます。今の所、50本くらいは定植すみです。まだ、少し寒いので早いかなと思うのですが、ツルニンジンは意外に育て易い植物です。天然物では親指大で10年と言われていますが、先ほどんも書きましたが2年で直径1cmくらい育つものもあります。春から本格的に植え替え、肥培管理をしっかりする予定です。また、来年の春に掘り出して間隔をあけながら栽培してみようと思っています。
山野草・薬草をひたすら食す!
2月5日(土) 102回目


平成17年2月1日撮影。
中区千田町1丁目14-2『つくしの』付近の雪の様子。午後3時。早い時間に豊平に出発しようと言うことで3時30分につくしのを出発。いつもは夜の9時頃に出発するのですが。思った通り雪は次第にひどくなり、可部までは何事もなく順調に着きました。いつもなら豊平にどんなに雪が降って路面の状態が悪くても幕の内トンネル(可部にある)の辺りにくると何事のこともなかったのよおに全く路面に雪がないのですが、流石大雪の日だったので、幕の内トンネルの辺りから大渋滞に巻き込まれ、1km進むのに1時間くらいかかりました。それを過ぎると路面が鏡のようにツルツルでその上に新雪が降り積もっている状態でした。渋滞もなく冬用のタイヤに換えたばかりだったのでスイスイと滑ることもなく走れました。母の団地の下まではまあまあ快適に進めたのですが、団地の入口から坂が続くし、交通量もほとんどないので積雪が半端ではなく前に進むのも大変な状況でした。いつものように車庫に入るのはとても無理で家の前の道路に止めるのがやっとでした。多分、30cm以上積もっていたと思います。次の日出る時も前に進むことが出来ず、バックで轍の付いている道路まで行きました。私のクルマはバックで進む方が力がでます。

平成17年2月2日撮影。
この日も雪が降り続き山を走ることもできないし、町内会の集まりで夕方7時30分までに千田町に着きたかったので、3時15分に余裕を持って豊平を出発しました。帰る途中何が起こるか分からないので。


平成17年2月3日撮影。
いつもなら豊平に居るのですが、今日は朝から自宅に居ることが出来るので、庭の草取り、ツルニンジンを畑に植える為の、土づくりをすることにしました。第一に目に入ったのが、カラスノエンドウでした。この植物はお茶にしたり新芽を食べたりと、なかなか有益なものなのですが、自宅の狭い庭では背が高くはびこるので結構やっかいな雑草です。小さい時には写真のような直径10cm以内の範囲に地面に葉を付けてへばりついているのですが、これが春になり暖かくなるとグングン垂直に延び始め高いものでは、2mぐらいになる時もあります。除草をするのには今が良い時期ですが、このカラスノエンドウを抜こうと思うと驚く程深く直根を伸ばし、何か掘るものがないと簡単には抜けません。やはり雑草とは各あるべきものなのでしょう。皆それぞれ工夫をこらしいろいろな手法を駆使しこの大地で生き延びることのみを考えて繁殖しているのが雑草です。私はいつも雑草のような人間だと言われます。

平成17年2月3日撮影。
畑に植えているノビルとタンポポの様子です。つい1ヶ月前くらいはタンポポに関して葉がとても美味しそうだったのですが、今ではこの有様です。食欲もわきません。
ノビルに関してはこの枯れた葉を一度全部刈り取ってしまった方が良いかなと思っています。その方が次の新芽が出て来た時に、枯れた葉と混ざることがなく使い易い状態にもって行けるのはと期待できるのでは。


平成17年2月3日撮影。
平成16年の早春に播いたツルニンジンの根。厚播きし過ぎて立ち枯れ出したので思いきって地面に直接植えたものです。他のものは一部鉢植えのまま残しておいたのですが、結果として地植えしたものの方が成績がいいような気がします。今度両者を比較して写真に採りたいと思っています。今日はとりあえず掘り上げて別の所に仮埋めしておきました。畑を石灰とバークと赤玉土で土壌改良をし快適な寝床をつくってやろうと耕しておきました。まだ植え付けるには早いような気がします。あと1ヶ月すれば大丈夫ではないかと思っています。大きさがお分かりになるかと思いますが、長い物では5cmくらいで太さは太いもので8mmぐらいありました。本当にまばらで既に根が分かれたものや曲がったもの短くて太いものなどなど。でも、先に小さな新芽を準備しているのがとてもいじらしく思われました。今年の夏は寒冷紗で屋根を作り水も肥料もしっかりやって完璧な肥培管理をしてみようと思っています。
山野草・薬草をひたすら食す!
1月31日(月) 101回目

平成17年1月26日撮影。
今年になって初めて母の所を訪れました。もっと雪が沢山あるのかと思っていたのですが、南の日によく当たる所には雪はありませんでした。これは豊平からどんぐり村のところより、西宗に抜ける林道辺りの景色です。今回走った中で一番雪の多いところでした。といっても、千代田まで買物に行っただけですが、この林道の両側は杉並木で去年の冬はヤブコウジを採ったりユズリハを採ったりしてかなりお世話になりました。

平成17年1月26日撮影。
写真左はギシギシで、右はスイバです。今豊平辺りで確実に採れる山野草です。新芽を食べます。シュウ酸が多いので湯がいた後水にさらして調理することが大切です。採ろうと思えばいくらでも採れます。写真で分かるようにスイバはとても美しく紅葉します。それに葉も小型です。


平成17年1月27日撮影。
豊平の母の所からの帰りに、雪のない切り通しの壁面にびっしりハコベが生えていました。寒いからでしょうか?まだ花も咲いていないし節間もとても短く葉がびっしりこんもりとついている感じがしました。まるでクッションのようにふわふわとして畳4枚分くらいびっしりと群生していました。食べることの出来るとても優秀な野草だと私の中では思っているので、先の新芽だけを摘んで帰りました。なまのままこれを桶に入れ熱湯を注ぎその蒸気を顔に当てると美肌になるという記述を見たことがあります。私の場合は食べます。

平成17年1月27日撮影。
帰りにいつも通る太田川の石垣の間でスミレが咲いているのを発見しました。これを見て久能山(?)の石垣イチゴを連想しました。やはり石はあたたまり易く熱を蓄えることができるので他の場所より春が早く来るのでしょう。と、言うかここでは1年中タンポポの美味しそうな葉を採取することができます。私はいつもこの道を楽しみに通って帰ります。春にはキランソウやノビルやタンポポやカラシナの野生種のような美味しい植物を採取することができます。


平成17年1月27日撮影。
15時30分過ぎの太田川の景色。雲の色もまさに冬らしく寒々としているのもまた一興です。冬の山の気の葉の落ちた景色も私は好きです。ようするに、田舎の景色は1年中スキだと言うことになります。もうすぐ、小さな緑が木々の枝を彩ることでしょう。また、忙しい山菜採りの一年が始まるのです。今年も体力の続く限り山を走り回りたいと思っています。母も足腰鍛えておくようによく言って聞かせてあります。何しろ私の優秀な助手ですから。
山野草・薬草をひたすら食す!
1月23日(日) 100回目

平成17年1月2日撮影。
豊平はどか雪で2日は身動きできず、一日中寝て暮らしました。今年もいろいろと頑張らないといけないなあと思いながらテレビばかり見ておりました。今年は1月13日よりロンドンの方に1週間の予定で古着の仕入れに行ってきました。従って母のところは行っておりません。豊平の美味しい水をタンクに入れて持ち帰っていたのですが、今は品切れしています。その代わりに竹炭を入れて対応しています。やはり一週間に一度は豊平に行かないと何かと不便です。ロンドンはと言うと、5年ぶりでフリーマーケットの様子も変わっており、欲しかったジャージ、革ジャンなどほとんど買えませんでした。物価も高くなっており、郵送料も30kgで送れていたものが20kgで142ポンドくらいで今までと同じ料金でした。ロンドンに行くのは6回目ですが、今までに感じたことのない程の激変ぶりにいささか困惑しました。結局新品のものや若者好みのバンドTシャツ・ヨーロッパの軍ものを仕入れました。広島発ソウル経由ロンドン行きだったので、行きは待ち時間もいれて17時間、帰りは14時間くらいで帰れました。帰りは偏西風にのり順風(風速140km)のおかげで短時間で帰ることができます。
今回は気付くとなんと平成17年第1回目がちょうど100回なのには驚きました。また今年も同じような山菜しかないとは思うのですが、違った角度からいろいろ検証し新しい発見が出来るように努力したいと思います。今年はツルニンジンの栽培にも力を入れてみようと思っています。


平成17年1月12日撮影。
13日にロンドンに出かける前に私のタンポポ畑の写真を撮ってみました。綿帽子の様子とか開花しているタンポポ、開花が終わり地面に頭を付けているものなどを撮ったのですが、写真が小さいので見えにくいかもしれません。皆さんも外に出てタンポポを良く観察してみられたら、同じ光景が見られるはずです。

平成17年1月12日撮影。
私の畑の大根とミブナです。無農薬有機栽培で育てています。今年は何もしないのにとてもよく成長してくれています。とても良くできる年とできない年がありますが、今年は豊作です。写真左はハコベです。本来なら雑草で抜く所ですが、うちでは大事な食用植物です。
山野草・薬草をひたすら食す!
12月24日(金) 99回目

平成16年12月8日撮影。
豊平の母の家に生えているユキヤナギの幼木。高さ5cmくらいとても美しく紅葉してしかも朝露が太陽の光でキラキラ光ってあまりに美しいので激写。

平成16年12月8日撮影。
やはり同じ母の畑に繁茂したイチゴの紅葉。山の紅葉は今年は冴えなかったので、庭のイチゴの紅葉の眺めの方がうんとマシです。イチゴがこんなに美しく紅葉したものを見たのは初めてのような気がします。

平成16年12月8日撮影。
千代田町の冬のススキ。種子もすっかり飛び去り、穂の抜け殻?が冷たい風に吹かれているのをみるのもまた一興です。人生もそのようなものかもしれません。


平成16年12月8日撮影。
太田川河畔の道の側にシロバナのタンポポが咲いているのですが、私としては西洋タンポポは黄色しかないと思い込んでいるので、このシロバナのタンポポは在来種ということになります。今年初めてタンポポを観察するので秋~冬にかけて花が咲くということに驚いています。西洋タンポポは年中花が咲き多量の種子を蒔き散らし、その種子は休眠することなくすぐに発芽するという驚くべき繁殖力を持っているというのです。しかも、その種子は光発芽性で発芽には光が必要だという、とても繁殖には適した性質を持っています。従ってアスファルトの間とか、からからに乾いた道端などでも平気で発芽することが出来るのです。一方、日本のタンポポは春に開花し結実するのですが、種子に休眠性があるので秋にならないと発芽しないということです。そうすると、秋にシロバナの日本タンポポが開花するのが、私にはとても理解に苦しむ所です。でも、まぎれもなく写真のシロバナのタンポポは在来種の日本タンポポの特性を備えています。西洋タンポポは舌状花のみで、全ての花が受粉せずに結実することが出来るというのですから、その種子の量は膨大な量になります。それに対して、シロバナタンポポは花の周りに舌状花があり、中心に管状花があるというのが、特徴です。ただし、薬効及び栄養価は両者とも差がないということです。みなさんも、畑に植えておき野菜として食べることを以前にもお勧めしましたが、私は現にそれを実行しています。無農薬有機栽培で水をたっぷりやると、とてもタンポポとは思えない幅広の柔らかい大きな葉が育ちます。生で食べても良いし、湯がいておひたしも良いということです。



平成16年12月8日撮影。
豊平の帰りによく通る太田川の景色。季節によって川の水の色が変わって見えるのが好きです。一番下の右の写真はヒガンバナの今の状態です。とても美味しそうな葉に見えますけど、決して食べないように。球根に毒があることは有名ですが、葉にあるかどうかは知りませんが、君子危うきに近寄らずということで。


平成16年12月23日撮影。
ウラジロ・ヤブコウジ・ユズリハなど正月用の仕事に追われ山野草のことはタンポポ以外頭からすっかり無くなっていました。今日は最終日のユズリハ採りに豊平の山を走ろうと出かけました。北の空が灰色の雪雲らしき追われていたので、奥はきっと雪に違いないと母と話しながら走っているとやはりその通り雪が豊平までやってきました。山の頂が薄化粧。初雪です。
今年はもう山に行くこともないと思います。一年間頑張っていろいろな本を参照したり、自分の記憶を辿ったりしてかなり苦労をしながらHPを更新してきましたが、おかげさまで山野草を食することが我が家では普通の生活になり一年間健康に暮らすことができたような気がします。と、いいますか、山に行くこと自身が私にとっては健康にとても良かったような気がします。山の空気を吸うと頭がすっきりし体が軽くなるような気がします。2年以上も続けているとまた同じ季節が回ってくるのですが、来年は植物をしぼってじっと観察して行きたいと思います。例えば、今はタンポポに夢中です。
それでは、皆さん良いお年を。ありがとうございました。
山野草・薬草をひたすら食す!
12月5日(日) 98回目


平成16年12月1日撮影。
今年の台風で倒木して大きな杉の根っこ。確かに、植林された木は根が浅いのですね。

平成16年12月1日撮影。
豊平はあまり知られていませんが、結構霧が深く雲海が見られる日があります。この日もそうだったのですが、時間が遅くなったのでわずかに遠方に雲海らしきものが確認できます。

平成16年12月1日撮影。
写真右はカシの木の紅葉です。私の記憶ではカシの仲間は茶色に色が変わると思っていたのですが、今年は赤みがかったものがかなりあったような気がします。このカシの葉を集めて帰り、リースの材料にします。

平成16年12月2日撮影。
いつもよく通って千代田町に買物に行く山道です。杉林の中の日当たりのよい所にヤブコウジの赤い実を多数発見。小春日和の一日、ここで森林浴をしながらヤブコウジの実を探すこと2時間あまり、実にのんびりした楽しいひとときでした。ヤブコウジの実はしめ飾りのユズリハ巻きに使います。

平成16年12月2日撮影。
もう既に花の季節は終わっていると思っていたのですが、リンドウの花に出会うことができました。色は少々あせています。



平成16年12月2日撮影。
野アザミ。秋の枯れ草の中でひときわ元気のよい緑色の葉を付けて、美しい色の花を咲かせており、とても心ひかれました。この根を何度か試みましたが、細い根の束があるだけで、直根を期待していたのですが。結局、掘れたことはありません。

平成16年12月2日撮影。
ヘクソカズラ(アカネ科)。春の花も可愛く、秋の実も結構おしゃれで捨て置けないほどの可愛い実がなるのに、この名前はあんまりだといつも思います。リースの材料に持ち帰りました。
山野草・薬草をひたすら食す!
11月22日(月) 97回目

平成16年11月10日撮影
昨年豊平近くの山で採取したフユノハナワラビ。とてもよく活着したくさんの胞子を付けました。この胞子が飛んで辺り一面にフユノハナワラビが増えるのでしょう。後ろの方に見える少し紅葉した葉は同じ時に植えたイカリソウです。イカリソウは今年の春ピンクの可愛い花を沢山つけました。

平成16年11月10日撮影
やはり昨年植え付けたダイモンジソウです。花が終わってしまいましたが、浅い鉢に石を配したちょっとした小さなロックガーデン風の作りにしその隙間に植えたのですが、とても強い植物のようで何の苦もなく活着し美しい花を見せてくれました。葉は食べれるのですが、折角の鉢植えなので食べることはしません。下の方に他の山草も数種類寄せ植えしています。母の力作です。

平成16年11月10日撮影
タラの晩秋の様子。台風で葉がほとんど取れ、一本だけ葉が残っていました。今年は台風で多くの葉が振るい落とされ紅葉すべき木等も寂しい秋を迎えています。



平成16年11月17日撮影
紅葉特集。少ない紅葉の中から探し求め撮った写真です。今は採取できる植物も少なく、マツタケも終わったので段々仕事がなくなり寂しくなりつつあります。今年のように紅葉が寂しいと心までうらわびしくなります。でもまだキシメジとナメコとクリタケに期待をすることができます。


平成16年11月10日撮影
よく通る豊平にある七曲がりの渓流。一番下の木は特に感動しました。何枚も写真を撮ったのですが残念ながら木の葉がひらひらとまるで牡丹雪が舞って落ちるように木から落葉していくのを表現できていません。これだけの大量の葉が降るように落葉して行くのを見たことがなかったので10分ほど見とれていました。自然は時として思いもよらぬ美しい姿を見せてくれるものです。秋は特に枯れ葉がからからと音を立てて風に吹かれて行くのを見ると一抹の寂しさを感じます。


平成16年11月18日撮影
太田川の側で、シロバナタンポポと黄色い外来種のタンポポの両者が咲いていました。最近書いたと思いますが、葉がとても柔らかくて美味しそうです。山菜お好み焼きに使おうと思って必ず採取して帰ります。シロバナタンポポが秋に咲くとは知りませんでした。今までタンポポにそれほど興味がなかったのが現実です。



平成16年11月18日撮影
同じヤブカンゾウなのに葉の状態が違うのがあります。多分、青々しているのは夏に一度刈られたものだと思います。その後、柔らかい新芽が出たに違いありません。でも春と違うので固くて食べられないと思います。両者の根っこを掘ってみたのですが、根の先に塊根のようなものが出来ているのですが、本によると秋口に堀とって食べると美味しいし、健康に良いということだったので、早速掘ってみました。でも、花が終わった後すぐに掘ったものと比べてその大きさにあまり差がないのにがっかりしました。食べ比べたことは無いのですが、今回掘ったものに関してはそのうちに食す予定です。ヤブカンゾウ全草を花が終わった後掘り採り、乾燥させたものを煎じて飲むととても良く不眠に効きます。これは母で実験済みです。多分、今でも大丈夫だと思いますので、不眠の方は試してみては如何でしょうか。詳細は以前掲載しております。



平成16年11月18日撮影
ナメコの要らない原木が捨ててある山で、昨年沢山ナメコが採れたので今年も楽しみにして行きましたが、もう木が古すぎたのか、ほとんど生えていませんでした。その代わりと言っては何ですが、すぐ側になんと求めてやまなかったクリタケが無造作にしかも多量に生えているではありませんか。なんと豊かな山だろうとつくづく感心しながら母と二人で夢中になって採取しました。このキノコに関しては生のまま湯がかずに料理しました。歯ごたえ、味ともに申し分無く優秀なキノコの一つです。カサに縦の亀裂が入っていることが多く、特徴の一つだと言えます。それと柄の上部は絹様の光沢があり、下部は茶色く木質状です。写真の山の景色はクリタケの生えていた山です。


平成16年11月18日撮影
太田川上流の秋の景色。この川の近くにはタンポポが沢山生えています。シロバナタンポポも沢山発見できます。その他、ノビル・ヤブカンゾウなどなど


平成16年11月18日撮影
ウチの庭に植えてあるキクイモになんとムカゴが出来ていました。キクイモにムカゴが出来るという記載の本は見たことが無いので、眼を疑いましたが、やはりどう見ても小さなキクイモの格好をしているのです。間違いなくこれを植えればキクイモができるはずです。当然のことながらこのムカゴを採取し来年の春植えてみます。
ところで今年はなぜかキクイモのできが悪く、地上部のみ大いに繁茂したのですが、塊茎はほとんど出来ていないという状況のものも多々あります。やはり、夏の異常気象の影響でしょうか?といっても、いつも水をやっていたのですが。
山野草・薬草をひたすら食す!
11月6日(土) 96回目

平成16年11月4日(木)撮影。
キシメジの季節がまた今年もやってきました。普段はマツタケがすっかり終わった頃にキシメジ採りにでかけるのですが、今年はこの日の帰りにもマツタケが採れました。しかも、キシメジはもう2週間くらい前から発生していました。キシメジは湯がいても黄色い色が残り料理しても野生のキノコらしさがあり、天ぷら・みぞれ和えなどすると野趣味があります。コケの下なのに密かに潜んでいることが多く、見つけるのがとても楽しいキノコです。母はこのキノコを採るのがとても気に入っているらしく、夢中になり、探しています。採れる場所も林道のすぐわきで、安全です。


平成16年11月4日撮影。
写真上 麦峠より広島市方面を臨む。麦峠は名前も素敵ですが、湯来町に抜ける近道でみんなの生活道路になっています。しかも、キノコの多い山で時間があれば、私もゆっくりこの山を探索したいのですが、他に行く山があるので、通り過ぎるだけのことがほとんどです。
写真下左 ヌルデの幼植物の紅葉。大きな木は台風で痛み、ろくに紅葉することも無く葉がちってしまったものがほとんどです。今年の山は美しい色にかけているように思われます。やまで一番赤く美しく紅葉するのはこのヌルデだと私は思っています。
写真下右 マツタケ山の帰りに見つけた紅葉した木です。名前はわかりませんが、多分山桜かと思います。
山野草・薬草をひたすら食す!
10月31日(日) 95回目


平成16年10月30日撮影。
自宅の庭の箱に植えた3年生くらいの苗に花が7~8輪群がって咲いていました。もう、山では花が終わり種が熟しつつある状況なのですが、このツルニンジンは夏の間少し弱り、秋口になって元気になり花を付けました。時期が遅いので温度不足その他の条件で、種が出来るかどうかを見守っていきたいと思います。
最近はマツタケばかり採りに山に行って、ツルニンジンのことを置き去りにしていた自分に気が付きました。少々後ろめたいです。でも、イノシシよけの網をはりその中に大切な大物だけを運び込み一安心という所です。イノシシはツルニンジン自身はあまり好きではないとのことですが、地植えしていた苗の畑を掘り返されいささかうんざりしていました。畑を耕しているとイノシシの大好きな太いミミズが出てきました。コイツを食べにくるのだなあと思いましたが、ミミズは畑の命なのでまた地面に埋めてやりました。それともう一つ、ヤマイモが運悪く畑の隅に沢山生えていたので、それを掘るのに深さ30cm以上の穴をヒイラギモクセイのびっしり生えた垣根の根元に掘っているのには驚きました。


平成16年10月30日撮影。
今年の春、タンポポ(西洋タンポポと日本のタンポポ)とノビルを植える為に作った小さな畑になんと黄色いタンポポが美味しそうな葉を茂らせ花まで咲かしているではありませんか。夏の間影も形も無くなっていてとても寂しかった畑の一角が明るく輝き始めました。まだ、もったいなので、お好み焼きに使う気にはなれず、そのまま大きくしています。そのかわり、マツタケが終わるので今度はタンポポ・ノビルなどを採取し始めようと思っています。でも、もう少ししたら山は雪で覆われます。下の写真はノビルですが、とても柔らかそうで美味しそうです。現実にちょっと前山から帰りに、廃線になった線路の側に群生していたので持ち帰りヌタにしたりお好み焼きの上にトッピングしてお客さんに供し、とても喜ばれました。しばらくの間、ノビル採りに熱中すると思います。

平成16年10月31日撮影。
最終日に採ったマツタケ。もうすでにカサが完全に開いているマツタケです。ここまで開いているとマツタケは胞子を辺りに放出しています。みなさんもこのようなマツタケを見つけたら、完全に胞子を落とすようにしましょう。そうすれば来年またその場所にマツタケが生えてきますから。
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10月30日(土) 94回目


平成16年10月27日(水)撮影。
とよひらの林道のそばの土の上に固まって生えていました。写真の携帯の大きさからもお分かりだと思いますが、とても大きな塊でした。しかも、根元が集合して大きな菌糸の塊の上にキノコが群生してという状況でした。手で持ち上げると重いほどの集合体で、後で地面を掘ってみるとまだ地下に菌糸の塊がありました。ニッケの香りがするのが特徴で、とてもそのことが気になりました。こんな匂いのするキノコは初めてでした。生の状態で噛んでみたのですが、味もよく苦みもなく歯ごたえも良かったのですが、兎に角ニッケ臭が引っかかりました。湯がいて一晩水にさらすとその匂いも和らいできました。キノコの図鑑等で調べたのですが、皆目見当がつきません。初めて見たキノコです。食べるには勇気が居るので、一応別にして塩蔵するつもりです。

平成16年10月28日(木)撮影。
毎年、渓流の側の山に上がる道端に、このキノコが生えます。今年もちょうどその場所を通ったのでもしかしたら生えているかもしれないと少々期待をしていました。思い通りちょうどいい時に出会うことが出来ました。とても大型のキノコで、表面に黄色い粉をかぶっているのが特徴です。全身黄金色でその通りコガネタケという名のキノコです。とは言っても、今まで採取しても黄色い粉が付くしそれに開いたものしか発見したことがなかったので、食べたことはありません。本によると味は美味ということだったので、湯でこぼし水にさらしておき、炊き込みご飯にして今日食べてみました。歯ごたえもよく、味も良好。やはり、上位にランク付けしてよいキノコだと思います。一度に沢山採れるのも魅力です。


平成16年10月28日(木)撮影。
豊平。先ほどのコガネタケのある渓流を抜けると急に視界が開け、高原を感じさせる景色が広がります。この日は晴天に恵まれ、気分は最高です。

平成16年10月28日(木)撮影。
午前中は母と一緒にコガネタケを採り、昼前には母の家に帰り早めの昼食を済ませ、12時に豊平を出発しました。一路マツタケ山へ。実は昨日も母と弟の嫁の3人で同じマツタケ山に行きました。2日くらい前に雨が降ったのできっとマツタケが出ていると確信して行きました。でも、全員で8本しか採れませんでした。木曜日は私一人で山をゆっくり探索することが出来ましたが、残念ながら3本しか採れませんでした。山の広葉樹もほとんど落葉して山全体が明るくなっていました。こうなるとマツタケも終わりです。もう一度10月31日に行きたいと思っていますが、仕事の都合でどうなるか分かりません。でも、今年はもう満足しているので行かない方が幸せかもしれません。
山野草・薬草をひたすら食す!
10月25日(日) 93回目

平成16年10月24日撮影。
今日は早朝に山に行こうと固く決めていたので8時には山に到着しました。普段は早くて9時30分、遅くて16時くらいです。遅く行くのには訳があります。早朝に山に人が入るので遅く行くと次の日の朝に頭を出そうとしているマツタケを採取できるからです。ところが、昨日は夕方近く山に行ったので、さすがに私のシロではほとんど採れなくて今まで入ったことのない場所でマツタケ・クロカワを見つけると言ったことになりました。それでも頑張って広い山を登ったり下ったりしていると努力が報われました。まさかと思うところで驚くほど大きくジャストなマツタケを採ることが出来ました。マツタケもカサが開きすぎると香りは良いのですが、味が劣ります。カサの開いたものはマツタケご飯にし、ツボミは焼きマツタケ、これ定説です。写真は山を下りて一休みする渓流があるのですが、ふと見ると美しく紅葉しているのに気が付きました。紅葉で一番美しいのはかぶれる木(ヌルデなど)なのは皮肉です。今年は不思議なことにマツタケが終わろうとしているのに山の紅葉があまり見られません。例年でしたらマツタケが終わる頃は落葉樹は落葉し、山全体が明るく見通しが良くなるのですが、今年はまだ葉が付いたまま落葉している木が少ないのはやはり異常気象の性でしょうか?もう今年のマツタケ狩りは来週の水曜日母と二人でゆっくりと山歩きを楽しみながら歩こうと思っています。マツタケのシーズン真っ最中はさすがに母を連れて歩くことが出来ず、申し訳ないことをしてしまいましたが、無理をして転んで骨折などされては大変だと言うこともありました。


平成16年10月24日撮影。
今日採取したマツタケとクロカワです。クロカワは今年最多でした。マツタケに関しては最盛期の4分の1くらいでした。あまりないと思っていた割にはこうしてみるとまあまあだなと言う所です。早速、焼きマツタケにしてドンブリ一杯を3人で食しました。やはり香りマツタケ味マツタケです。

平成16年10月24日撮影。
帰る途中、太田川の側でノビルを発見。これは刻んで酢みそで食べるか、広島風お好み焼きのトッピングにしても最高です。でも、いざ採るとなると一本一本はとても細いので根気がいります。帰ってこれを食べられるように処理するのも根気がいります。山菜すべてに関して言えることですが、キノコも含めて後の処理がとても大変です。
今年のマツタケ狩りも山から落下すること無くケガも無く無事に終えられたことを感謝します。いつも秋が終わると山の神様に感謝して下山します。来年もよろしく。
山野草・薬草をひたすら食す!
10月23日(土) 92回目

平成16年10月21日撮影。
台風一過。快晴に恵まれ私独りしか行けなかったのですが、勇気を出しマツタケ狩りに行きました。前日に台風23号による雨に恵まれきっとマツタケがニョキニョキ出ているに違いないと確信していました。他にも私と同じ思いの方がおられたようで女性独りを含む3人組の人達と同じ山の同じシロあたりに入ることになりました。長い間マツタケ狩りに行っていますが、人に遭遇することも滅多に無かったのですが、こんな出来事は初めてなので少々うろたえました。私のシロは一番下の方にあるので一気に駆け下り10本程度まずゲットしました。それからは違う場所に移り3人とは山であうことはありませんでした。私は先に上がりおむすびとお茶をしていると5分後くらいに登ってこられました。結構沢山採っておられる様子でした。マツタケ山で止山でないところはとても競争が激しく早朝に行くか夕方近く行くかのどちらかでないとマツタケはゲットできません。これは私の持論です。13日に山に行ってから次に山に行ったのは17日(土)、19日(火、大雨)、21日(木、快晴)、22日(金、快晴)、23(土、快晴)、そして明日24日も早朝に行く予定です。自分でもクレイジーだと思っています。でも、本当に1年に一度長くて3週間だけの至福の時なので、子供達にも理解してもらっています?


平成16年10月23日撮影。
ムラサキアブラシメジモドキ。このキノコも昨年も紹介したと思うのですが、色も綺麗だし群生しているのでかなりの量を採ることが出来るし、味もよし。1ヶ月ほど前このキノコとクロカワを探しに同じ山に行ったのですが、全く生えていなかったので今年はでないのかと思っていました。今日、時間があったので思い立って行ってみると辺り一面紫と言っても過言ではないほど群生していました。全部採るのは不可能なのでしっかりしたいいものだけを採取しました。もう少し上に登って行くとクロカワがあるのですが、今年はどうなのだろうかと思いながら行ってみると私の期待を裏切ることなく沢山(10本程度)採取できました。クロカワは人によってはマツタケよりも珍重する人があるほどとても歯ごたえの良いキノコです。ただ恐ろしく苦いので私はよく水にさらして佃煮にします。

平成16年10月23日撮影。
マツタケ。もうマツタケも終盤かなと言う感じですが、とても大きなものが採れたので写真に撮りました。今年は異常なほどの豊作で台風の前の19日大雨の中を娘と2人で行った時は信じられない光景を目にすることになりました。なんと、18本つながり、10本つながりなど数えきれない程のマツタケが山中いたるところに頭をだしているのには驚きました。2人とも濡れ鼠。そんなことは苦にもなにも感じないほど喜び勇み山を後にしました。かえって量ってみると5kg弱と前代未聞の量でした。早速、東京と大阪の知人・アルバイトの人などにあげました。やはり山の恵は皆で喜びを訳あってこそ値打ちがあるものです。
クロカワの写真。直径が15~20cmくらいに成長したもの。このキノコは大きくなっても意外と虫が入らず見つけると結構な収穫量になります。ただ、柄がとても短いので落ち葉をかき分けて注意深く探さないとなかなか見つかりません。キノコも生き延びるたびにいろいろ工夫してりることでしょうか?
今日はその他シロシメジも収穫しました。今話題のスギヒラタケの群生している杉の倒木が沢山ありました。私は基本的にこのキノコはあまり採らないようにしています。杉の香りが強いのとひとつひとつが小さくて後の処理が大変だというのが主な理由です。このキノコの発生期間がとても長く私は1ヶ月くらいの間見かけます。
山野草・薬草をひたすら食す!
10月17日(日) 91回目


平成16年9月28日撮影。
台風の後の山の様子。渓流は増水し水しぶきを上げマイナスイオンをあたりに沢山まき散らしています。マツタケ山の下見に行ったのですが、道路が落石等で寸断され迂回をして山を一周して帰ったような次第です。

平成16年9月28日撮影。
渓流の側の林道の崖にへばりついているウワバミソウを発見。赤く見えるのがムカゴで一節ずつそれらが落ちて来年の新しい株になるということです。この勢いで増えるのですから一面ウワバミソウばかりという場所をよく見かけます。

平成16年9月28日撮影。
井仁の棚田に来ると必ず天上山近くの山から棚田を撮ります。以前にもこの2枚の写真を掲載しているはずです。右の写真は太田川森林組合が森林を伐採した後道路脇に放置してある杉の木等です。私の眼から見れば太さもあるし長さも結構あるものもあるのにもったいないなぁという感じがします。なんとかして使えないものなのでしょうか?太田川森林組合様。

平成16年9月28日撮影。
ホドイモがアスファルトの土がある部分に生えていたので簡単に採取できました。ホドイモの生え方がよくわかる株があったので写真におさめてみました。芋の先から新芽を出し、地中を這い回っていることが伺えると思います。いつも掘るとき注意しても途中で必ずと言っていいほど切れてしまい地中をどのように走っているのかと疑問に思っていました。こうしてあたり一面ホドイモだれけという状況が発生するのですね。何度も書きましたが、蒸して食べるととても独特の香りがあり、とても美味です。昨年これを畑に植えたのですが、ぼちぼち掘ってみようと思っています。とても楽しみです。

平成16年9月30日(水)撮影。
ヤマトリカブトの花です。春の新芽のころ、他の山菜と間違え誤食されることがあるようです。花を見ると一目瞭然なのですが。まさに兜のようなとても美しい紫の花を咲かせ、秋の山ではひときは眼をひきます。有毒植物であることは有名です。

平成16年9月30日撮影。
昨年もスギヒラタケを掲載しましたが、今年もまた写真を撮ってしまいました。味は今イチなのですが、キノコの生えない年でも決して裏切ることなく私を楽しませてくれます。クルマで走っていても白い花が群がって咲いているようでとても美しく目立ちます。少し杉の香りが残るのですが、歯ごたえがよく一度食べてみる価値はあると思います。他に類似したキノコはありません。

平成16年9月30日撮影。
以前撮ったカラタチが色づきました。食べられるのでしょうか?残念ながら私には分かりません。
長い間、掲載できなくて申し訳ありませんでした。デジカメの調子が悪く、今まで写真を撮ることができなかったので、お休みさせて頂きました。更新も遅くなったのには深い訳があります。実はマツタケ探しに忙しかったのと10月の10~11日には出雲市駅前にお好み焼きの出張販売(4年目)に行ったりとイベントもめじろうしでした。やっと一段落ついたのですが、気が付くとマツタケの季節がやって来ていました。10月13日に初めてマツタケを採取することができました。万歳です。これからしばらく週に3回はマツタケ探しにでかけます。
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