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山野草・薬草をひたすら食す!

道端に生えている草々。ただそこに当たり前のように生えている草の中には、人間にとってとても役立つものが沢山生えています。それらを積極的に摂取して健康になりましょう!(www.tsukushino.orgもご覧下さい。)

久々の加計町あたりの山々散策

加計の町


6月20日撮影。大丸峰方面より山道を加計町に向かう。こちら方面に来るのは1年ぶりぐらいになるでしょうか。それまでは、大半がこの辺りの山の探索に費やしていました。この山も、他の山に勝るとも劣らずとても深い山でクマがでます。しかし、道が舗装されており、林道にも関わらず快適に走る事が出来ます。利用者もかなり多く、1時間に3台くらいは車とすれ違います。

久々にとてもでかいツルニンジンを採取することができました。1kgぐらいるかなと思っていましたが、計りではかるとなんと500gでした。でも、生まれたての赤子の頭より大きいくらいありました。万歳!母と二人で喜びました。途中、キイチゴが熟していたので、ゆっくりと山道を楽しみました。母は二人で、たまにはこっちの山もいいねとかなりおおはしゃぎです。

太田川2


太田川


太田川3


6月20日撮影。加計の町のフレスタで買い物をし、太田川沿いを下り、右に曲がり井仁の棚田方面にわたりました。

昔はその対岸を三段峡行きの鉄道が走っていましたが、今ではすっかり線路も撤去され砂利だけになっています。井仁方面には行かず、また川にそって下っていきます。昔からドクダミを取りに行っていたところですが、途中草が刈ってあったので、ハラハラしながら刈り取られたのではないかと思ってドクダミの群生地に行きました。が、無事発見。ドクダミは4週間前から採ろうと思っていましたが、ドクダミのある山にはなんとなく行けないでおりました。早くしないと花が終わってしまうのではとあせっておりました。まさにぎりぎりの所で開花ぎりぎりのものを採取できました。ここのドクダミがいいのは、背が高く軸が太いということです。背の高い雑草の中に生えているので、自然とドクダミも背が高く生育しております。
通常の荒れ地に生えているドクダミの10本ぐらいのボリュームが1本であります。高さ約1mのものもあります。二抱え程持ち帰り、いつも洗う水場で根を奇麗に洗い束ねて束ねてただいま乾かし中です。

写真はドクダミを採ったあと、いつもヤマメを飼いに行く側の太田川中流域の景色です。奇麗な水が山よりじゃんじゃん流れており、とても身のしまったおいしいヤマメが養殖されています。

スギの話


6月20日撮影。ヤマメを買って国道191を可部方面に向い、途中左に曲がって豊平町へ帰る途中、道の向こう川に小さなスギの美林を発見しました。夕方5時くらいです。

絶景ポイント


絶景ポイント2


6月20日撮影。大丸峰ふもとよりいつもの絶景ポイントより龍頭山方面を望む。

荒れ地のマツヨイグサ


6月20日撮影。アレチマツヨイグサ(アカバナ科)。今までずっとオオマツヨイグサと思っていましたが、花の咲く時間帯が昼に開花していたので、アレチマツヨイグサということが分かりました。そっくりなので、見分けは難しいのですが、花の開花時期のみで簡単に見分けることができました。この花を天ぷらにすると、とても美味であることが、間違いなのですが、なんと美肌になるということで、つくしので山菜天ぷらとしてこれかの季節とても重要なアイテムの一つです。

今の時期、山菜天ぷらの材料としては、ウワバミソウ/ユキノシタの葉/イノコヅチの新芽/クサギの新芽/アレチマツヨイグサのツボミ/ウツボクサの花穂/ミョウガの茎の白いところ/クズの新芽/ワラビ/ツルニンジンの根です。

どれもかなりの薬効のある植物ばかりです。というか、雑草と言われている植物のほとんどがなにがしかの薬効があるようです。

いつかも書いたかと思いますが、私は腎臓とリュウマチが少々危険だということが、血液検査で判明しました。ツユクサの薬効をみると、まさに私のこと2つの重大な疾患に薬効ありということなので、とにかく新芽を見つけたら摘み取りかるく湯通しをして、キムチの素をかけて食べたり、豚肉と鉄板焼き食べたりしています。もっと繁茂してくると、カマで刈り取りお茶にして飲む予定です。

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サルナシの木 大発見!

サルナシのツボミ


サルナシの花


6月13日撮影。サルナシ科の植物で、雌雄異花。秋深いぐらいにこの実の熟したものは、甘酸っぱく香りもよく、まさに貴重品です。しかも、つる性なので大体高い木の上に登り下からその実を収穫することは至難の業です。でも、今回はとてもラッキーなことに、大木に登らず、その辺りに大量に繁茂し自分の力で生息しているのを発見。

これの実をホワイトリカーに漬けて賞味します。

サルナシ(違う山)


6月13日撮影。島根県境の山ですが、先ほどのサルナシとは違う場所でまた大群落を発見しました。こちらの方が標高が高いにもかかわらず、房状になり花が見事に咲いていました。こちらの方は少々高い木に巻きついていました。その量が半端ではなく、母と二人で秋がくるのを楽しみにしています。

母はいつも自分は要らないから『つくしので売りんさい』というのが常です。とても遠慮深い大正時代生まれの母です。

サルナシはマタタビと同じ、サルナシ科ということを、牧野植物図鑑で調べ知りました。私も最初、サルナシとは思わずにマタタビだと思っていましたが、マタタビは今葉が白く色づいているのに、このサルナシは青いままなので、マタタビではないなと思い、葉を両者比べてみると明らかな違いがありました。

サルナシは左右非対称で、葉柄が赤くしかも軟毛がびっしりと生えています。しかも、葉質が硬いのが特徴です。秋にはたわたになった実を紹介できると思います。

本イチゴ


6月13日撮影。春にこのキイチゴの花を紹介していますが、今その実が黄色く熟し食べごろです。しかも、この写真のものは実も大きくその数と言ったら、見たことがないと言っても過言ではない量です。二人で採取しながら食べながら堪能しました。実を持ち帰り果実主にもしました。名前は、ナガバモミジイチゴ(バラ科)。

山に生えているキイチゴはすべてそうなのですが、トゲが恐ろしく細くしかもびっしりと植物全体を覆っています。葉の裏の葉脈にまでカギ型のトゲがあるのです。恐るべしキイチゴ。

ヘビイチゴ


6月13日撮影。ヘビイチゴ。これも今が最盛期であちこちの道端に群生しています。ぷりぷりしてみずみずしくて真っ赤でとてもおいしそうなのですが、子供の頃からずっと毒だから食べてはいけないと言い聞かされてきました。でも、本によると無毒だけど、無味無臭だと書いてありました。母はもう反対したのですが、こっそり一粒食べてみました。噛んだ瞬間一瞬甘味を感じたのですが、あとは本に書いてあるように無味無臭で、やはり食べ物ではありません。その日一日中何か異変が起こるのではないかと、心配しました。


赤松林


6月14日撮影。この日は前夜から雨でしたが、やはり山に出かけました。赤松林です。この木は黒松に比べて、とても背が高くなります。沖ノ島に20年程前に旅行に行ったことがあるのですが、ある海辺の神社の境内に日本一高い赤松という看板があり、見上げてみましたが、まことにもって背が高く、木の先のほうが見えないくらいの高さでした!

アマチャヅル


6月14日撮影。アマチャズル(ウリ科)。30年間ほどずっとこれを探していました。植物全体に毛はなく、やさしい薄い緑色が特徴です。依然間違えて、カナムグラ(クワ科)をアマチャズルと間違えてわざわざ持ち帰り植えたことがあります。こちらの方は株全体に少々痛いトゲが多数生えており、植物にかぶれる私としては少々苦手でしたが、アマチャズルと信じてかわいがっておりました。

ある日、つくしのに植物に詳しい方が店に来られて話をしていたら、アマチャズルじゃないことが判明し、がっかりしました。約5年ぐらい前の出来事です。

やはり、アマチャズルは噛むと少々甘いです。薬効その他に関しては、mixiに掲載します。

ウツボグサ


6月15日撮影。ウツボグサ(シソ科)。今を盛りと花が咲いております。多年草で、道の傍などに毎年群生します。花を天ぷらにするとなぜだか澱粉質の味がしてとても美味です。花の終わった後の茶色くなった花穂が薬になります。カコソウ(夏枯草)といい結構有名です。一説には夏ばてに効くとのことです。また、そのときには詳しいことを掲載したいと思います。

いつもの絶景ポイント


6月15日撮影。雨の絶景ポイントもまた格別です。雨の降る日は降る日で、山遊びはまた楽しいものです。私はどちらかというと雨の日が好きです。

6月初旬の山。

スズムシソウ


6月6日撮影。スズムシソウ(ラン科)。割と珍しい植物で、深山で時々見つけますが、この林道では一列にずらりと列んで群生していました。とても珍しい光景です。

芸北の林道


6月6日撮影。芸北の林道。ここにスズムシソウが生えていました。

渋柿の木


6月6日撮影。手頃な高さだったので葉を摘み、お茶にすることにしました。お茶にするには、甘柿より渋柿の方がタンニンが多くてよいとの事です。よく見かけるのは、とても背が高く葉を採取するのが困難なのですが、この木は都合よく道路の下に生えており、簡単に葉を採取する事ができました。柿の葉をお茶にするのはかなり有名で、母が言うには近所のおばあさんが昔、この葉をセイロで蒸して手で揉んでお茶にしていたという事です。まったく、お茶の葉の製法と一緒です。渋柿の葉は高血圧にいいのは有名です。

緑資源


緑資源


緑資源3


6月6日撮影。大朝緑資源機構の手の入った無惨に木を切り取られて植林していなく放置された山々。これより他の所では、雨により折角つくられた道が1m以上えぐられ、とても車で登れる状態ではありません。切ってすぐに木を植えていれば、10年くらいはすでに経っているので、木もかなり大きくなっているはずです。なぜ10年くらいかというと、同じ山で10年生くらいのヒノキが植えられた山があるのです。そこに大朝緑資源機構という看板が建ててありました。こういう山々が増えて行くと、山が荒廃し、自然が破壊されて行く事は確実です。

梅花ツツジ


6月6日撮影。梅花ツツジ。また今年も会う事が出来ました。梅の花の形をしたツツジです。この花の清々しさは小さな花が下向きに咲いているのと、その上に伸びた緑の新芽の美しさのコントラストがとても清々しいのです。いつも山に行っているからこそ見られる花です。花期がとても短いのです。

ササユリ


6月6日撮影。ササユリ。これもいつも山に行っているから見られる花です。葉は笹の形をしており、白く縁取られています。この花を持ち帰る時は、葉を1枚残してから花を頂きましょう。そうすれば、また来年も花を咲かせることができます。

花瓶に生けた花


ササユリアップ


6月6日撮影。持ち帰った花を花瓶に生けました。母は山にある花を持ち帰り、生けて楽しむのがとても好きです。今度1週間後に私が来るまでこの花を愛でながら暮らすのです。梅花ツツジとササユリが今日の主役です。ササユリは夕方になると、とても良い香りをあたり一面にただよせます。この香りの良さは、とても有名で、一輪だけでも部屋中香ります。

アマドコロ


アマドコロ1


6月6日撮影。アマドコロだと思って採取して帰ったのですが、アマドコロは花が一カ所に2個しかつかないのに、この植物は2個〜5個の花がついていました。根茎はナルコユリと違い、太い節もなくそれが数珠状に繋がっているということもなかったので、アマドコロに間違いないと思ったのですが、実はよくよく調べてみるとミヤマナルコユリのようです。普通のナルコユリは葉が笹のような形態をしています。このミヤマナルコユリの葉はアマドコロの葉の酷似しており卵状楕円形なので間違えました。

アマドコロを本当は探していました。アマドコロは女性にとってとてもうれしい薬効があります。その根を秋に掘り上げて天日乾燥したものを5〜10gを水600ccで半量に煎じ飲むと美白、若返り、色白になるということが本に書いてありました。しかも、効能としては精力減退、疲労倦怠に薬効があるということです。この根茎を薬酒にして飲むとまた同じ効果があるということです。根茎の乾燥したものを200g、ホワイトリカー1.8リットル、氷砂糖は好みに合わせて入れてください。半年以上漬けているといいそうです。ちなみに私は、5リットル以上漬けております。一人で飲んで、美白、美肌、若返りを狙っています。

マタタビ

6月6日撮影。マタタビの葉が今年もまた白く色づきました。葉の一部が抜けるような白さになるのです。ちょうどこの頃マタタビの葉が咲きます。マタタビの花はとても地味な小さは花なので、昆虫を引き寄せる為に、このような形態になるとのことです。恐るべしマタタビ。



ーーーーーお知らせーーーーー
山野草・薬草『つくしの』からのお知らせ
7月の第3土曜日より、いよいよ、『山野草・山菜をひたすら食す!』の会を催します。午後2時〜4時。会費1000円(痩せる山草茶付き)。
問い合わせ先 082−243−0377へ

山野草・薬草をひたすら食す会
★日時 毎月第3土曜日 午後2時?4時 
★場所 つくしの(千田町1?14?2 1F)
★会費 1000円(痩せる山草茶付き) *入会金なし
★主旨 ○食べられる山野草の見分け方 ○育て方 ○採取の適期           ○薬効 ○山歩きの経験談、山菜料理の知識を交換しましょう!
    ○家庭菜園・園芸相談など植物に関するご質問を即解決?

さらに秋からの開催となりますが、下記の活動も行います。
山野草・山菜・キノコ採取の野外活動
★日時  9月以降。土曜日(時間朝7時半出発 16時解散予定)
★場所  龍頭峡/井仁の棚田/大朝の大杉/極楽寺あたり/
     島根ー広島県境等深山の林道巡り その他、希望があれば沿えます
★会費  5000円/1回。(弁当各自持参のこと)
★主旨  ○山野草・キノコの採取 ○山を適度に散策し足を鍛える
     ○森林浴(マイナスイオンとおいしい空気の中で深呼吸をしよう!)
     ○おいしい水を持ち帰り、水分を十分にとり健康になろう!

お問い合わせ等は下記までお願い致します。
連絡先 つくしの 佐川多恵子              
    TEL&FAX 082?243?0377(18時以降。定休日水曜日)


山での出来事と栽培しているタンポポの話

山の景色


山の景色2


山の景色3


5月23日撮影。芸北町の山の景色。山の奥の林道ですけど、正にスーパー林道です。多分、植林のためだけの林道だと思いますが、木の手入れがよくしてあり、かなり力を入れているみたいです。快晴。


エンレイソウ1


エンレイソウ2


5月23日撮影。エンレイソウ。あまり見かける事の出来ないめずらしい山草です。恐羅漢で見た事がありますが、この芸北町の山の方が多数群生しており、なかなか見事です。

葉の中心にあるのが花です。多分種子ができ辺り一面に繁殖したのだと思います。数十株ありました。


太田川の景色


太田川の景色2


5月24日撮影。可部の側を流れる太田川の景色。いつもの太田川の写真よりかなり下流域です。


タンポポ畑


5月24日撮影。タンポポ畑。今を盛りにタンポポの葉が茂っています。山では今の時期タンポポの葉を探すのは至難の業です。花が終わるとタンポポは葉も無くなり寂しい状態です。やはりタンポポを畑に植えたのは大正解でした。
これからいかにして夏を超えるかが最大の課題です。


アカソラマメ


5月24日撮影。昨年の秋遅く種をもらいできるかどうか分からないのですが、播いたのですが、病気になることもなく、こんなに沢山収穫できました。もらった種は約10粒です。種恐るべし。味も上々。今年も人株だけ残し種を採る予定です。乞うご期待。


雨上がりの景色


5月30日撮影。大雨にも関わらず、山行きを決行。空には灰色の雨雲が移動して大雨が降ったり止んだり雷が落ちたりと大変な天気でしたが、昼には止むと踏んで外出しました。雨の日に外出するのもいいものです。


雨上がり


5月30日撮影。いつも行く県境の景色。切りが流れて雨も上がりつつあります。


ヤマボウシ


5月30日撮影。ヤマボウシ。昼にはすっかり雨も上がりヤマボウシの花が一段と眼に鮮やかです。花の後はおいしい実がなります。これで果実酒を作ると最高です。

サンショウウオ1


サンショウウオ2


5月30日撮影。サンショウウオの仲間かな?長さ5cmぐらいで体は粘性があり、金属様の光沢あり。シッポは横に線が多数有り、動く時は体をくねらせて手足らしいものを使って結構早く移動する。もって帰って観察しようと思ったのですが、母と二人で相談をして餌がなにかわからないので、やなり山に返してやる事にしました。草むらに投げるとクマザサの葉にぴたりとくっついたので、ふるって落としてやりました。あやしい生き物無事生還。

島根の山の景色。


5月30日撮影。サンショウウオらしきものと遊んでの帰り道、午後4時になりました。午後4時の景色です。この時間になると獣の時間になり、あちこちで獣の鳴き声がしだしたので、帰ることにしました。やはり山は怖いです。

タンポポ


6月2日撮影。5月24日に葉を採取したもの。もうほとんど元通りに葉が戻っています。

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6月2日撮影。5月31日に葉を採取したもの。まだ2日しか経っていないのに、既に新しい葉が生えてきています。タンポポ万歳ありがとう。とても助かります。